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のがとおい(野が遠い)

のがとおい(野が遠い)→やすらい(安らい)

ゆくゆくくらす−のこそとほけれ−ほとはたた−むかひのさとに−やすらひに
【浅間千句】/山何[ここよりや]/永正11(1514)年5月13日〜19日
けしきもはるの−のこそとほけれ−やすらひに−なかきひくらし−あかさらむ
【天文廿年断簡千句】/□□[やまかせや]/天文20(1551)年6月10日〜12日

のがとおい(野が遠い)→いりあいのかね(入相の鐘)

のをとほみ−わけくらしての−たひまくら−さとはありとや−いりあひのかね
【永禄年間百韻28巻】/何船[ひきううる]/裏白/永禄5(1562)年1月3日
のをとほみ−ゆきかふみちの−やすらひに−かへさをつくる−いりあひのかね
【文禄二年千句10巻】/何人[はなにあくる]/文禄2(1593)年4月8日〜10日

さおじかのこえ(さ牡鹿の声)→のがとおい(野が遠い)

をりしりかほの−さをしかのこゑ−かりすてて−ひとものこらぬ−のをとほみ
【出陣千句】/何木[しもなから]/永正元(1504)年10月25日〜27日
まちけるよはの−さをしかのこゑ−をたもりの−あかしかねたる−のをとほみ
【天正四年万句70巻】/何船[とふとりの]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

とりのこえごえ(鳥の声々)→のがとおい(野が遠い)

あけわたるよの−とりのこゑこゑ−かりまくら−つきにおきゆく−のをとほみ
【石山四吟千句】/何船[もろひとの]/天文24(1555)年8月15日〜19日
かへるささそふ−とりのこゑこゑ−あめはるる−あとはひのさす−のをとほみ
【永禄年間百韻28巻】/何人[いへはえに]/永禄6(1563)年2月23日