トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ

やまのはのつき(山の端の月)

やまのはのつき(山の端の月)→あきかぜ(秋風)

くれてまちとる−やまのはのつき−あきかせに−よふねこたふる−かちのおと
【河越千句】/山何[うくひすに]/文明2(1470)年正月10〜12日
しはしはのこれ−やまのはのつき−あきかせに−つゆのいのちも−をしまれて
【聖廟千句】/何人[つきならし]/明応3(1494)年2月10日〜12日
うきをはすての−やまのはのつき−あきかせに−ふせやといへと−まとろまて
【伊庭千句】/三字中略[ちりやすき]/大永4(1524)年3月17日〜21日

やまのはのつき(山の端の月)→あきふける(秋更ける)

ねさめにむかふ−やまのはのつき−みをすてむ−ほともいまはの−あきふけて
【三島千句】/何路[なへてよの]/文明3(1471)年3月21日〜23日
まつひとさへそ−やまのはのつき−さととほき−しはのいほりに−あきふけて
【長享年間百韻6巻】/何路[さみたれは]/長享3(1489)年5月11日
いるかけのこる−やまのはのつき−いねかての−しはのとほその−あきふけて
【大永年間百韻14巻】/山何[そめしつゆ]/大永3(1523)年9月2日
いてしはいつの−やまのはのつき−たひころも−さむさおほゆる−あきふけて
【慶長年間百韻27巻】/□□[みつのうへに]/裏白/慶長17(1612)年1月3日

あきかぜ(秋風)→やまのはのつき(山の端の月)

あきのかせ−ほのしたをきの−よひふけて−ゆふへまたれし−やまのはのつき
【永禄年間百韻28巻】/追善[まれにとふ]/永禄元(1558)年11月5日
たにかはに−ほたるみたるる−あきのかせ−くもやへたてし−やまのはのつき
【天正年間百韻57巻】/□□[なつやまは]/天正17(1589)年4月26日

かねなる(鐘鳴る)→やまのはのつき(山の端の月)

あかつきは−またいりあひの−かねなりて−いつるににたる−やまのはのつき
【宗長追善千句】/薄何[くもとりや]/(享禄5)天文元(1532)年3月25日
このよころ−たのむゆめたに−かねなりて−はなのなこりの−やまのはのつき
【伊予千句】/三字中略[たけのはの]/天文6(1537)年5月22日