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よがふける(夜が更ける)

よがふける(夜が更ける)→まどろまない(まどろまない)

ひさしくなりぬ−よやふけぬらむ−いまこむの−ちきりはかなく−まとろまて
【成立不詳・宗祇以前15巻】/xx[たれをよの]/成立時不詳
こひしさうたふ−よやふけぬらむ−おもひいつる−むかしにおいの−まとろまて
【宗長関係8種】/老耳/天理本/

からごろも(唐衣)→よがふける(夜が更ける)

かすかのや−そのかみひとの−からころも−さかきはうたふ−よはふけにけり
【紫野千句】/片何[かせかとよ]/延文2(1357)年以後-応安3年6月以前
からころも−たちわかれにし−つきのもと−しみつにあきの−よはふけにけり
【天文年間百韻38巻】/山何[のきにおふる]/天文19(1550)年4月24日

たけをうつこえ(竹を打つ声)→よがふける(夜が更ける)

あられときとき−たけをうつこゑ−ねぬとりよ−あなかまよはも−ふけぬらむ
【伊庭千句】/三字中略[ちりやすき]/大永4(1524)年3月17日〜21日
ゆふへのあめの−たけをうつこゑ−いつのまに−あられふるよの−ふけぬらむ
【竹林抄/新古典文学大系本】/冬/文明8(1476)年5月頃

つきがこおる(月が氷る)→よがふける(夜が更ける)

ちはらかつゆの−つきそこほるる−むしのねを−たもとにかくる−よはふけて
【河越千句】/何船[やまかせに]/文明2(1470)年正月10〜12日
みなからつゆの−つきそこほるる−むしのねを−まそてにえらふ−よはふけて
【弘治年間百韻8巻】/何人[うのはなの]/弘治2(1556)年4月27日