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さみだれのころ(五月雨の頃)

さみだれのころ(五月雨の頃)→たにうえやらない(田に植えやらない)

なにはわたりの−さみたれのころ−ひとかたは−ひろきたのもを−うゑやらて
【毛利千句】/初何[よとともに]/文禄3(1594)年5月12日〜16日
みきはまされる−さみたれのころ−すゑとほき−さとのふかたは−うゑやらて
【寛永年間百韻15巻】/□□[ゆきとけて]/裏白/寛永3(1626)年1月3日

さみだれのころ(五月雨の頃)→ほととぎす(時鳥)

おほゐもわかぬ−さみたれのころ−ほとときす−おとはのみねを−こえすてて
【浅間千句】/何人[すすしさを]/永正11(1514)年5月13日〜19日
うらのとまやの−さみたれのころ−ほとときす−おのかなのりそ−かすかにて
【宗長追善千句】/何色[うくひすの]/(享禄5)天文元(1532)年3月25日
ふるきのきはの−さみたれのころ−ほとときす−わすれはくさの−なもつらし
【長享年間百韻6巻】/何木[わかみつの]/長享2(1488)年1月1日

さみだれのころ(五月雨の頃)→ねざめのほととぎす(寝覚めの時鳥)

いもせのかはの−さみたれのころ−ねさめして−われもたひよそ−ほとときす
【文明十四年万句52巻】/何人[よにひろく]/文明14(1482)年7月4日〜9月14日
つれつれのみの−さみたれのころ−ねさめして−きくはむかしの−ほとときす
【天正四年万句70巻】/何風[ふちなみに]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

かげくれる(影暮れる)→さみだれのころ(五月雨の頃)

はなれその−まつはひときの−かけくれて−なかれもふかし−さみたれのころ
【弘治三年春雪千句】/何舟[きえてたに]/弘治3(1557)年正月7日〜9日
ゆくみつは−やまもととろに−かけくれて−こりしくくもの−さみたれのころ
【享禄年間百韻8巻】/何人[あさかすみ]/享禄5(1532)年1月3日

はしばしら(橋柱)→さみだれのころ(五月雨の頃)

ふるかはの−なかれのうちの−はしはしら−つつみもみえぬ−さみたれのころ
【大原野十花千句】/何衣[つきはなに]/元亀2(1571)年2月5日〜7日
のこるさへ−なほふりわたる−はしはしら−みかはなからの−さみたれのころ
【永禄年間百韻28巻】/何路[はなにかり]/永禄3(1560)年2月25日
みつふかく−なるやなからの−はしはしら−あしのすゑはの−さみたれのころ
【壁草/大阪天満宮文庫本】/夏/永正2(1505)年8月23日以後同3年3月以前

ふる(ふる)→さみだれのころ(五月雨の頃)

さくふちの−かかれはまつは−ふりはてて−かせもたえたる−さみたれのころ
【天文廿四年梅千句】/何木[つみそへよ]/天文24(1555)年正月7日
のきくつる−かさりのはたも−ふりはてて−ぬのおるいとの−さみたれのころ
【心敬関係10種】/心玉集/静嘉堂文庫本/

ほととぎす(時鳥)→さみだれのころ(五月雨の頃)

たちはなの−ちきりわするな−ほとときす−うちのこしまの−さみたれのころ
【享徳二年千句】/三字中略[はらへかせ]/享徳2(1453)年8月11日〜13日
おもひいてて−ふるきみやこの−ほとときす−くらしかたくも−さみたれのころ
【住吉千句】/山何[そめさらは]/大永元(1521)年11月1日〜14日
やまとほく−こゑまきれゆく−ほとときす−あとさきみえぬ−さみたれのころ
【文明十四年万句52巻】/何船[みつとりか]/文明14(1482)年7月4日〜9月14日
やすらはて−いつちゆくらむ−ほとときす−ひとりわひぬる−さみたれのころ
【文明十五年千句11巻】/何舟[かけたかし]/文明15(1483)年*月*日〜3月2日
やまもりや−なれてきくらむ−ほとときす−かはのむかひの−さみたれのころ
【竹林抄/新古典文学大系本】/夏/文明8(1476)年5月頃
おのつから−なくねまれなる−ほとときす−おもへはひさし−さみたれのころ
【園塵第二/続群書類従本】/夏/明応4(1495)年早春