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うぐいす(鶯)

うぐいす(鶯)→あさあけのどか(朝明け長閑)

うくひすの−こゑにすたれを−まきあけて−ゆきはれわたる−あさけのとけし
【慶長年間百韻27巻】/□□[ねふかきや]/慶長4(1599)年2月8日
うくひすの−さへつるみきり−あめすきて−たけのそよきも−あさけのとけし
【寛永年間百韻15巻】/□□[かみのます]/裏白/寛永12(1635)年1月3日

うぐいす(鶯)→ありあけのつき(有明の月)

うくひすの−こゑもうつろひ−はなおちて−つゆかすむよの−ありあけのつき
【永原千句】/何人[みわたせは]/明応9(1500)年7月17日
うくひすの−□□□□いつる−たにのとに−みつほのかなる−ありあけのつき
【天文年間百韻38巻】/何木[しくるるか]/天文19(1550)年8月25日

うぐいす(鶯)→かすむあけぼの(霞む曙)

うくひすの−こゑにのはたれ−すきやらむ−たひねのそらは−かすむあけほの
【伊勢千句】/何路[けふみるや]/大永2(1522)年8月4日〜8日
うくひすの−うちはふきくる−そののうち−まかきのつきの−かすむあけほの
【五吟一日千句】/何木[としのうちに]/天正9(1581)年11月19日
うくひすの−ちきりもふかき−うめかえに−ゆきまほのほの−かすむあけほの
【天正四年万句70巻】/何色[ちるはなも]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

うぐいす(鶯)→そののむらたけ(園の群竹)

うくひすの−すみかにならす−あさなあさな−ことしかうゑし−そののむらたけ
【宮島千句】/何路[つきやけさ]/天文20(1551)年5月9日〜11日
うくひすの−こゑはかすまぬ−あさとかな−はるのよのこす−そののむらたけ
【天正四年万句70巻】/花何[うくひすの]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

うぐいす(鶯)→たにのとのやま(谷の戸の山)

うくひすの−ねもうららかに−ほころひて−あさひにむかふ−たにのとのやま
【天正四年万句70巻】/青何[ゆくみつに]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日
うくひすの−きのふけふかに−すをいてて−またさりやらぬ−たにのとのやま
【天正四年万句70巻】/竹何[まつほとや]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

うぐいす(鶯)→のこるあけぼの(残る曙)

うくひすの−まかきにこむる−こゑはして−おきゐてみれは−のこるあけほの
【宗長追善千句】/山何[こほるるや]/(享禄5)天文元(1532)年3月25日
うくひすの−こころしらるる−うめさきて−つきはかすみに−のこるあけほの
【羽柴千句】/薄何[たちはなの]/天正6(1578)年5月18・19日

うぐいす(鶯)→ひかりのどか(光長閑)

うくひすの−こゑにちさとの−はるたちて−そともにうつる−ひかりのとけし
【慶長年間百韻27巻】/□□[まつやなほ]/裏白/慶長10(1605)年1月3日
うくひすの−かきほのゆきを−はらひきて−にははあさけの−ひかりのとけし
【寛永年間百韻15巻】/□□[よのはるを]/裏白/寛永8(1631)年1月3日

うぐいす(鶯)→はなをまつ(花を待つ)

うくひすは−かきねのたけの−はつ□にて−うすきかすみに−はなそまたるる
【諸尊法紙背3巻】/手何[むすふにも]/建武4(1337)年6月23日
うくひすは−のとかなるのに−なきそめて−なかきひかけに−はなそまたるる
【文明年間百韻34巻】/□□[はたはりや]/文明14(1482)年9月

うぐいす(鶯)→みちのはるけさ(道の遥けさ)

うくひすの−こゑはとやまの−かけさえて−のへにうつれる−みちのはるけさ
【河越千句】/朝何[うめそのに]/文明2(1470)年正月10〜12日
うくひすの−つゆふむのへは−くれそめて−いそくやとりの−みちのはるけさ
【文明年間百韻34巻】/何路[やまかせに]/文明15(1483)年3月2日

うぐいす(鶯)→ゆきはふりつつ(雪はふりつつ)

うくひすの−はつねほのめく−あさまたき−はれみくもりみ−ゆきはふりつつ
【寛正年間百韻20巻】/何路[うめのはな]/寛正3(1462)年2月25日
うくひすの−こゑよりとしは−くれそめて−つもるかうへに−ゆきはふりつつ
【天文年間百韻38巻】/何人[はなにふきし]/天文23(1554)年6月2日

あけぼののやま(曙の山)→うぐいす(鶯)

はるなりけりな−あけほののやま−うくひすの−なかすはこその−ゆきのうち
【文明年間百韻34巻】/何船[そめよなほ]/文明14(1482)年9月20日
さくらにねぬる−あけほののやま−うくひすの−のへのあるしの−くさまくら
【大永年間百韻14巻】/何路[はままつの]/大永4(1524)年5月1日

うめにおう(梅匂う)→うぐいす(鶯)

かたえほのほの−うめにほふなり−うくひすの−はふきにあくる−あさほらけ
【称名院追善千句】/何人[せめてさは]/永禄6(1563)年12月14日〜18日
つつくかきねの−うめにほふなり−うくひすの−こゑするかたの−こすまきて
【天正年間百韻57巻】/何人[わかくさも]/天正11(1583)年1月10日

うめにおうころ(梅匂う頃)→うぐいす(鶯)

たけのさえたも−うめにほふころ−うくひすの−はふきにつゆや−こほるらむ
【天文年間百韻38巻】/何路[あさかほの]/天文10(1541)年7月29日
かすめるつきに−うめにほふころ−うくひすの−はなにねぬよの−こゑもかな
【心敬関係10種】/心玉集/陽明文庫本/

うめのひともと(梅の一本)→うぐいす(鶯)

さきそめにけむ−うめのひともと−うくひすの−うちはふきくる−そののうち
【五吟一日千句】/何木[としのうちに]/天正9(1581)年11月19日
やつれてにほふ−うめのひともと−うくひすの−いくはるとなき−こゑおいて
【大永三年月並千三百韻】/□□[やまいくへ]/月並千三百韻/大永3(1523)年8月23日
こしけきなかの−うめのひともと−うくひすの−うちはふきたる−こゑすなり
【天正年間百韻57巻】/初何[はるたちて]/裏白/天正12(1584)年1月3日

かすみにこもる(霞にこもる)→うぐいす(鶯)

かすみにこもる−さとはふりにき−うくひすの−つまとふのへの−ゆきのうち
【文安月千句】/何田[ほしのなも]/文安2(1445)年8月15日
かすみにこもる−かけのふるてら−うくひすの−のきはにきゐる−こゑすなり
【成立不詳・宗養以前8巻】/山何[かせやしる]/成立時不詳

かわずなく(蛙鳴く)→うぐいす(鶯)

をりをえかほに−かはつなくなり−うくひすの−こゑよりはるや−さそふらむ
【天文十八年梅千句】/何人[みしいろは]/天文18(1549)年正月11日
おのかつまとふ−かはつなくなり−うくひすの−あめうちそそく−はなにねて
【大永四年月並千二百韻】/□□[としなみの]/月並千二百韻/大永4(1524)年12月23日

くれないのうめ(紅の梅)→うぐいす(鶯)

しろきかのちの−くれなゐのうめ−うくひすの−しもにあさひを−まちとりて
【大原野十花千句】/何船[ひときつつ]/元亀2(1571)年2月5日〜7日
あかぬなかめや−くれなゐのうめ−うくひすの−みきりはなれす−こゑはして
【元和年間百韻24巻】/□□[やつかほの]/元和6(1620)年8月23日
ゆきをやそむる−くれなゐのうめ−うくひすの−のきはのみねに−なきそめて
【文明十四年万句52巻】/何水[たまやとる]/文明14(1482)年7月4日〜9月14日

こないでおとする(来ないで音する)→うぐいす(鶯)

こすにおとする−つゆのあをやき−うくひすの−はねうちはふき−あめすきて
【永正十花千句】/何船[ねぬるよを]/永正13(1516)年3月11日〜14日
こすにおとする−かせのとかなり−うくひすの−つはさにもろき−はなちりて
【天文年間百韻38巻】/山何[つきやけさ]/天文21(1552)年7月26日

そでのうめのか(袖の梅の香)→うぐいす(鶯)

かすみもあへぬ−そてのうめかか−うくひすの−こゑもゆくゆく−とほきのに
【天文年間百韻38巻】/何人[みれはみし]/天文13(1545)年12月25日
もるるかたやは−そてのうめかか−うくひすの−そともにうつる−こゑすなり
【永禄年間百韻28巻】/何船[あととふを]/永禄3(1560)年11月9日

はなのこのもと(花の木の下)→うぐいす(鶯)

いそくこころの−はなのこのもと−うくひすの−はるおとろかす−ねになきて
【羽柴千句】/千何[あくるよを]/天正6(1578)年5月18・19日
いろにいろそふ−はなのこのもと−うくひすの−はかせをみるも−のとかにて
【天正四年万句70巻】/夕何[はるさめに]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

はるのあけぼの(春の曙)→うぐいす(鶯)

おくつゆふかき−はるのあけほの−うくひすの−つはさにのこる−ゆきおちて
【永禄元年花千句】/□□[みるままに]/永禄元(1558)年3月23日〜25日
いまいくかかは−はるのあけほの−うくひすの−かへるふるすや−たとるらむ
【至徳以前百韻7巻】/xx[はなちりて]/存疑/至徳4(1387)年以前
こころつくしの−はるのあけほの−うくひすの−こゑにまくらを−そはたてて
【天正四年万句70巻】/何物[きくやいかに]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日

はるのやまざと(春の山里)→うぐいす(鶯)

さくらのことを−はるのやまさと−うくひすの−こゑはかすみの−のきはにて
【太神宮法楽千句】/玉何[あきとほし]/長享2(1488)年7月
やかてもとへや−はるのやまさと−うくひすの−ふるすのたにの−ゆききえて
【東山千句】/何路[のわきせし]/永正15(1518)年8月10日〜12日

やどのうめのか(宿の梅の香)→うぐいす(鶯)

かこふにもるる−やとのうめかか−うくひすの−のへよりのへに−なきいてて
【五吟一日千句】/何舟[はなをさへ]/天正9(1581)年11月19日
たちえかくれぬ−やとのうめかか−うくひすの−こゑするつきや−あけぬらむ
【大永三年月並千三百韻】/□□[はるとふく]/月並千三百韻/大永3(1523)年1月23日
なきひとしたへ−やとのうめかか−うくひすの−なくねもたれを−しのふらむ
【享禄年間百韻8巻】/追善[あきのこゑ]/享禄5(1532)年7月29日
つほみにこもる−やとのうめかか−うくひすの−かきほのゆきを−はらひきて
【寛永年間百韻15巻】/□□[よのはるを]/裏白/寛永8(1631)年1月3日

やまほととぎす(山時鳥)→うぐいす(鶯)

たえにしのちの−やまほとときす−うくひすの−こゑをへたつる−なつはきて
【天文年間百韻38巻】/何路[ひもすすし]/天文11(1542)年6月12日
いまはといつる−やまほとときす−うくひすの−かへるたにのと−はるくれて
【宗長関係8種】/壬生宛/書陵部本/