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- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|災異譲位
- [p.0551] 増鏡 三藤衣 貞永元年になりぬ、十月四日おりいさせ給ふ、御なやみおもきによりてなりけり、こぞの二月、后の宮の御腹に、一の御子〈◯四条〉いでき給へりしかば、やがて太子に立せ給ひしぞかし、うへ〈◯後堀河〉はおりさせ給ひて、その七日やがて尊号あり、御なやみ猶おこたらず、大かた世も静ならず、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0551_1929.html
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- 帝王部十七|山陵上|陵地
- [p.0999] 増鏡 四御神山 む月の五日〈◯仁治三年〉より、内の上〈◯四条〉例ならぬ御事にて、九日の暁かくれさせ給ぬ、〈◯中略〉廿五日に、東山の泉涌寺とかやいふほとりにおさめたてまつる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0999_3848.html
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- 帝王部十七|山陵上|火葬所
- [p.1028] 増鏡 三藤衣 此浦〈◯隠岐〉にすませ給て、十九年ばかりにや有けん、延応元年といふ二月廿二日、六そぢにてかくれさせ給ぬ、〈◯後鳥羽、中略、〉近き山にて例のさほうになし奉るも(○○○○○○○○○○○○○○○○)、むげに人ずくなに心細き御有さまいとあはれになん、御骨(○○)おば能茂といひし北面の入道して、御とも
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1028_4005.html
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- 帝王部二十一|更衣|雑載
- [p.1287] 増鏡 五内野の雪 こぞ〈◯仁治三年〉より、中宮〈◯藤原吉子〉は、いつしかたヾならずおはします、六月〈◯寛元元年〉になりて、〈◯中略〉十日のあけぼのよりその御気しきあれば、殿のうちたちさわぐ、〈◯中略〉内〈◯後嵯峨〉には更衣ばらに、わか宮二所おはしませど、此御事おまち聞え給ふとて、坊さだま
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1287_5012.html
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- 器用部二十九|輿|網代輿
- [p.0950] 増鏡 十五/村時雨 十月〈○元弘元年〉三日、都へ入せ給ふも、〈○後醍醐〉思ひしに替りて、いとすさまじげなる武士ども、衛府の佐の心ちして、御輿近く打囲みたり、鳳輦にはあらぬ、網代輿のあやしきにぞたてまつれる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_2/kiyo_2_0950_4822.html
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- 地部四十七|河〈滝附〉|新宮川
- [p.1190] 増鏡 六おりいる雲 御幸くまのヽ本宮につかせ給て、それより新宮の川舟(○○○○○)にたてまつりてさしわたすほど、川のおもて所せきまでつヾきたるも、御らんじなれぬさまなれば、院のうへ、〈◯後嵯峨〉 くまの川せきりにわたすすぎ舟のへなみに袖のぬれにけるかな
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_3/chib_3_1190_5025.html
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- 地部四十七|河〈滝附〉|摂津国/水無瀬川
- [p.1152] 増鏡 一おどろのした みなせといふ所に、えもいはずおもしろき院づくりして、しば〳〵かよひおはしましつヽ、春秋のはなもみぢにつけても、御心ゆくかぎり世おひヾかして、あそびおのみぞしたまふ、所がらもはる〴〵と、川にのぞめるてうばう、いとおもしろくなん、元久のころ、詩に歌おあはせられしに
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_3/chib_3_1152_4857.html
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- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有五上皇
- [p.0828] 増鏡 七北野の雪 しはすの二日、〈◯正元元年〉太上天皇の尊号ありて、新院〈◯後深草〉ときこゆ、〈◯刊本有錯乱、拠古写本訂、〉
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0828_2968.html
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- 帝王部十六|諡号|御在所為号
- [p.0939] 増鏡 十二浦千鳥 持明院殿、〈◯中略〉伏見殿がちにのみぞおはしましヽ程に、そこはかと御悩月日経て、文保元年九月三日かくれさせ給にき、伏見院(○○○)と申き、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0939_3362.html
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- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|廃帝〖附〗|自出宮而外徙
- [p.0586] 増鏡 三藤衣 前の御門〈◯仲恭〉は、四にて廃せられ給ひて、尊号などのさただになし、〈◯中略〉年号かはりぬ、文暦元年といふ、承久の廃帝十七になり給へるも、五月廿日にうせ給ひぬ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0586_2008.html
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- 帝王部二十二|皇太子上|幼冲為太子
- [p.1360] 増鏡 三藤衣 ことしもはかなくくれて貞永元年になりぬ、〈◯中略〉こぞの二月、后の宮の御はらに一の御子〈◯四条〉いでき給へりしかば、やがて、〈◯十月二十八日〉太子にたヽせ給しぞかし、れいの人のくちさがなさは、かの承久の廃帝〈◯仲恭〉のむまれさせ給ふとひとしく坊にい給へりしは、いとふような
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1360_5270.html
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- 器用部二十九|輿|手輿
- [p.0942] 増鏡 二/新島守 中院〈○土御門〉は、〈○中略〉そのとし〈○承久三年〉うるふ十月十日、とさの国のはたといふ所にわたらせ給ぬ、〈○中略〉いとあやしき御手輿にてくだらせ給、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_2/kiyo_2_0942_4757.html
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- 帝王部三|神器下〈昼御座御剣 大刀契附〉|南北朝神器授受始末
- [p.0111] 増鏡 十七月草の花 都には伯耆よりの還御とて、世の中ひしめく、まづ東寺へいらせ給て事ども定めらる、二条の前のおとヾ道平めしありて参り給へり、こたみ内裏へいらせ給べき儀、重祚などにてあるべけれども、璽の箱(○○○)お御身にそへられたれば、たヾとほき行幸の還御のしきにてあるべきよしさだめら
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0111_623.html
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- 方技部一|陰陽道上|寮神
- [p.0002] [p.0003] 増鏡 七北野の雪 又そのころ〈○文永四年〉大風ふきて、人々の家々そこなはれうする事、かずしらぬ中に、〈○中略〉陰陽寮の守護神の社もまろびぬ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/hogibu/hogi_1_0002_9.html
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- 人部三十三|遊女〈男娼 芸者併入〉|種類/白拍子
- [p.0841] 増鏡 十/老の波 御花はつれば、両院〈○後深草、亀山、〉ひとつ御車にて、伏見殿へ御幸なる、〈○中略〉又の日は、ふしみのつにいでさせ給ひて、鵜舟御らむじ、白拍子御船にめし入て、歌うたはせなどせさせ給ふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_2/jinb_2_0841_2245.html
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- 人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
- [p.0060] 増鏡 十/老の波 八月〈○弘安二年〉御子の御ありきぞめとて、万里小路殿にわたらせ給ふ、〈○中略〉そのころけんやく行はるとかや聞えしほどにて、下すだれみじかくなされ、小金物ぬかれける、物見車どものも、召次よりて切などしけるおぞ、時しもやかゝるめでたき御事のおりふしなどいふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_2/jinb_2_0060_187.html
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- 帝王部十六|諡号|加後字襲前帝一号
- [p.0948] 増鏡 十一今日の日蔭 二条富小路にてかくれさせたまひぬ、〈◯中略〉又の日、夜に入て深草殿へいでわたし奉る、〈◯中略〉後深草院(○○○○)とぞ聞ゆめる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0948_3464.html
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- 帝王部十六|諡号|国名為一号
- [p.0952] 増鏡 二新嶋守 新院も佐渡国に移らせ賜ふ、〈◯中略〉佐渡院〈◯順徳〉あけくれ御おこなひおのみし賜ふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0952_3506.html
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- 地部三十八|橋上|反橋
- [p.0117] 増鏡 十五秋のみ山 あくる春〈元亨二〉正月三日、〈◯中略〉中門の下よりいづるやり水にちいさくわたされたるそりはしの左右に、両大将ひざまづく、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_3/chib_3_0117_595.html
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- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|名称
- [p.0792] 増鏡 十三秋のみ山 おりいの御門(○○○○○○)〈◯花園〉は、御このかみの本院〈◯後伏見〉と、ひとつ持明院殿にすませ給、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0792_2799.html
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- 人部二|親戚上|内戚/外戚
- [p.0109] 増鏡 七/煙の末々 御ぐしおろして御法名円助ときこゆ、〈○中略〉院の宮だちの御中には、御このかみにてものし給へど、御げさく(○○○○)のよはきは、いまもむかしもかヽるこそ、いと〳〵ほしきわざなりけれ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_1/jinb_1_0109_626.html
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- 人部三|親戚下乳母 併入|保傅謂乳母
- [p.0286] 増鏡 十五/村時雨 帥の御子〈○世良〉おもくなやませ給ひて、あへなくうせ給ひぬ、〈○中略〉御めのとの源大納言親房我世つきぬる心ちして、とりあへずかしらおろしぬ〈○下略〉
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_1/jinb_1_0286_1546.html
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- 器用部四|飲食具四|提子用法
- [p.0209] 増鏡 十/老の波 院のぼり給ひて、御したうづなどなおさるゝほどに、女房別当の君、〈○中略〉しうかねの御さかづき柳筥にすえて、おなじひさげにて柿びたしまいらすれば、はかなき御たはむれなどの給ふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_1/kiyo_1_0209_1258.html
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- 器用部二十五|舟上|以製作為名
- [p.0627] 増鏡 五/内野の雪 宝治のころ、神無月廿日あまりなりしにや、紅葉御らむじに宇治にみゆきしたまふ、〈○中略〉御前の御あそびはじまる程、そりはしのもとに、竜頭鷁首よせて、いとおもしろく吹あはせたり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_2/kiyo_2_0627_3173.html
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- 帝王部八|即位下|即位以前立皇嗣
- [p.0449] 増鏡 十一今日の日蔭 永仁も六年になりぬ、〈◯中略〉新院〈◯後宇多〉の若宮〈◯後二条〉生れさせ給へりし、〈◯中略〉八月十日春宮にたち給ぬ、〈◯中略〉内〈◯後伏見〉よりは御年三まさり給へり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0449_1675.html
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- 帝王部十三|御幸|御幸雑載
- [p.0767] 増鏡 七北野の雪 十二月一日〈◯文永四年〉ころ、皇后宮〈◯亀山后佶子〉又御産とて、天下さわぐに、えもいはぬ玉のおのこみこ〈後宇多院〉むまれ給ぬ、〈◯中略〉院〈◯後嵯峨〉もいそぎ御幸ありて、もてはやしたてまつらせ給、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0767_2699.html
- [similar]
- 器用部二十六|舟下〈筏併入〉|船頭/梶取/水手/舟子
- [p.0730] 増鏡 五/煙のすえ〴〵 宝治二年十月廿日ごろ、もみぢ御らんじがてら、うぢに御幸し給ふ、〈○中略〉うぢ川のひがしのきしに、御舟まうけられたれば、御車よりたてまつりうつるほど、夕つかたになりぬ、御舟さし(○○○○)色々のかりあおにて、八人づゝさま〴〵なり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_2/kiyo_2_0730_3774.html
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- 帝王部十三|御幸|御幸雑載
- [p.0768] 増鏡 十二浦千鳥 十月十五日、〈◯正和二年〉伏見殿へ御幸〈◯伏見〉あり、かぎりのたびとおぼせば、えもいはず引つくろはる、ひさしの御車なり、上達部殿上人かずしらずつかうまつり給、世の政事なども、新院〈◯後伏見〉にゆづりたてまつらせ給、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0768_2701.html
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- 帝王部十三|女院御幸|温泉御幸
- [p.0774] 増鏡 七北野の雪 その同じころ、〈◯按ずるに、文永四年十月なり、〉安嘉門院〈◯邦子〉丹後のあまの橋立、御らんじにとておはします、これより但馬のきのさきのいでゆめしにくだらせ給ふ、為家の大納言、光成の三位など、御供つかうまつる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0774_2716.html
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- 地部四十九|海〈海路〉併入|隠岐国/隠岐海
- [p.1282] 増鏡 二新島もり 本院〈◯後鳥羽〉はおきの国におはしますべければ、まづ鳥羽殿へあじろ車の、あやしげなるにて、七月六日いらせ給、〈◯中略〉はる〴〵とみやらるヽ海のてうぼう、二千里の外も残りなき心ちする、いまさらめきたり、しほ風のいとこちたく吹くるおきこしめして、 我こそはにいじまもりよ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_3/chib_3_1282_5442.html
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- 帝王部十三|御幸|年始御幸始
- [p.0731] 増鏡 五内野の雪 寳治も三年になりぬ、春たち帰るあしたの空の光は、思ひなしさへいみじきお、院うちのけしき、まことにめでたし、〈◯中略〉四日は、せうめいもんいん(○○○○○○○○)〈◯後嵯峨祖母在子〉へ御幸はじめ(○○○○○○)、院〈◯後嵯峨〉の御さまのつきせずめでたく見えさせ給お、あく世なういみじと見
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0731_2562.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|去位称太上天皇
- [p.0810] 増鏡 十三秋のみ山 おりいの御門〈◯花園〉は、御このかみの本院〈◯後伏見〉と、ひとつ持明院殿にすませ給、もとより御子のよしにておはしませば、まいてひとつ院のうちにて、いさヽかもへだてなく聞えさせ給、いとおもふやうなる御ありさまなり、さるべき御中といへども、むかしもいまも御腹などかはり
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0810_2880.html
- [similar]
- 地部二十五|播磨国|名所
- [p.0550] [p.0551] 増鏡 十九くめのさら山 福原の島より宮〈◯尊良〉は御舟にたてまつる、〈◯中略〉はりまの国へつかせ給て、しほやたるみといふ所、おかしきおとはせ給へば、さなんと奏するに、名おきくよりからき道にこそとのたまはせて、さしのぞかせ給へる御さま、かたちふりがたくなまめかし、けぢかきかぎ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_2/chib_2_0550_2323.html
- [similar]
- 器用部二十九|輿|雑載
- [p.0979] 増鏡 十一/さし櫛 同〈○正応三年十月〉廿五日、かまくらへつかせたまふにも、御関むかへとて、ゆゝしき武士ども、うちつれてまいる、宮〈○久明親王〉は、きくのとれんじの御輿(○○○○○○○○○○)に御簾あげて、御らんじならはぬえびすどもの、うちかこみたてまつれる、たのもしく見給ふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_2/kiyo_2_0979_4968.html
- [similar]
- 遊戯部二|附乱碁|乱碁例
- [p.0123] 増鏡 五/内野の雪 みかど、〈○後深草〉ましておさなくおはしませば、はかなき御あそびわざよりほかいとなみなし、摂政殿〈○藤原実経〉さへわかくものし給へば、よるひるさぶらひたまひて、女房のなかにまじりつゝ、らんご、貝おほひ、てまり、へんつきなどやうの事どもお、おもひ〳〵にしつゝ日おくら
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/yugibu/yugi_1_0123_503.html
- [similar]
- 人部四|身体一|顔
- [p.0325] 増鏡 七/北野の雪 西園寺の大おとヾ〈公相〉なやましくし給ふとて、山々寺々修法読経、まつりはらへなどかしがましくひヾきのヽしりつれど、それもかひなくて、十月〈○文永四年〉十二日うせたまひぬ、〈○中略〉御わざの夜御棺に入給へる御かしらお、人のぬすみとりけるぞめづらかなる、御顔のしもみじ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_1/jinb_1_0325_1808.html
- [similar]
- 帝王部三|神器下〈昼御座御剣 大刀契附〉|南北朝神器授受始末
- [p.0109] [p.0110] 大日本史 六十八後醍醐 元弘元年冬十月二日甲辰、大仏貞直等、請伝神器于新主、〈◯光厳〉天皇使藤原藤房宣伝曰、〈◯中略〉六日戊申、復請伝神器、乃授以新器、〈◯按、以神器為新物、諸書所不言也、然増鏡雲、帝親奉神器如隠岐、及京師収復車駕還宮、特用藤原道平議、用巡狩還都之儀、拠此則所
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0109_619.html
- [similar]
- 歳時部十六|五月五日|菖蒲冑/菖蒲刀/冑人形/幟
- [p.1181] [p.1182] 骨董集 上編上 冑人形 増鏡うちのヽ雪の条に、五月五日、所々より御かぶとの花、くす玉など、色色におほくまいれり雲々とあり、かくいへるは、八十八代後深草院位につかせ給ひて、いとけなくおはしましヽ建長三年辛亥五月五日の事なり、南畝叢書に載る某の随筆に、右の増鏡の文お引て雲、冑花
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/saijibu/saij_1_1181_5097.html
- [similar]
- 帝王部四|帝号|今上
- [p.0177] 増鏡 三藤衣 今上〈◯四条〉は、二歳にぞならせたまふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0177_944.html
- [similar]
- 帝王部二十七|外戚下|外戚興家
- [p.1679] [p.1680] [p.1681] 増鏡 五内野の雪 いま后〈〇後嵯峨后藤原吉子〉の御父は、さきにも聞えつる右大臣〈実氏〉のおとゞ、その父殿〈公経〉のおほきおとゞ、そのかみ夢見給へることありて、源氏の中将わらはやみまじなひ給ひし北山のほとりに、世にしらずゆゝしき御堂おたてゝ、名おば西園寺といふめり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1679_6267.html
- [similar]
- 歳時部十六|五月五日|菖蒲冑/菖蒲刀/冑人形/幟
- [p.1190] 増鏡 五内野の雪 五月五日、所々より御かぶとの花、くす玉など、いろ〳〵におほくまいれり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/saijibu/saij_1_1190_5118.html
- [similar]
- 帝王部四|帝号|十善之主
- [p.0189] 増鏡 三藤衣 今上〈◯四条〉は二歳にぞならせ給ふ、浅ましき程の御いはけなさにて、いつくしき十善のあるじ(○○○○○○)に定まり給ふ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0189_1050.html
- [similar]
- 帝王部十六|諡号|加後字襲前号
- [p.0946] 増鏡 十二浦千鳥 廿八日、〈◯徳治三年八月〉先帝も御わざのさたあり、院号ありて後二条院(○○○○)とぞ聞ゆる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0946_3445.html
- [similar]
- 帝王部十六|諡号|国名為一号
- [p.0952] 増鏡 三藤衣 その年〈◯寛喜三年〉十月十一日、あはの院〈◯土御門〉かくれさせ賜ひぬ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0952_3504.html
- [similar]
- 地部九|伊豆国〈小笠原島附〉|私称郡名
- [p.0668] 増鏡 二新島守 さてかの維時が名残は、ひたすらに民となりて、平四郎時政といふ者のみぞ、伊豆の国北条のこほりとかやにあめる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_1/chib_1_0668_3114.html
- [similar]
- 動物部十一|鳥四|鵲
- [p.0855] 散木棄歌集 八/恋 修理大夫顕季の八条の家にて、人々恋の歌よみけるによめる、 増鏡うら伝ひするかさゝぎに心かろさの程おみるかな
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/dobutubu/dobu_1_0855_3373.html
- [similar]
- 人部二十四|名誉|名称
- [p.0294] 増鏡 十六/久米のさら山 六波羅よりの御おくりの武士、さならでも名ある(○○○)つはものども、千葉介貞胤おはじめとして、おぼえ異なるかぎり、十人撰びたてまつる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_2/jinb_2_0294_607.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|去位称太上天皇
- [p.0809] 皇年代略記 後堀河 貞永元年十月七日癸未、太上天皇尊号、〈◯又見増鏡、神皇正統記、皇胤紹運録、皇代記、歴代皇紀、〉
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0809_2875.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有五上皇
- [p.0828] 増鏡 十一今日の日蔭 おりいの御門〈◯後宇多〉おいまは新院ときこゆれば、太上天皇みたり〈◯後深草、亀山、後宇多、〉世におはします比也、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0828_2974.html
- [similar]
- 帝王部二十六|外戚上|名称
- [p.1517] 増鏡 七煙の末々 院の宮たちの御中には、御このかみにてものし給へど、御げさく(○○○)のよわきはいまもむかしもかゝるこそ、いと〳〵ほしきわざなりけれ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1517_5841.html
- [similar]
- 地部四十六|温泉〈塩湯併入〉|但馬国/城崎温泉
- [p.1081] 玉勝間 八 但馬国の城の崎のいでゆ 増鏡に、安嘉門院、丹後のあまのはし立御覧じにとておはします、それより但馬のきのさきのいで湯めしにくだらせ給ふとあり、此温泉そのほどより名高かりけむ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_3/chib_3_1081_4643.html
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- 地部四十六|温泉〈塩湯併入〉|但馬国/城崎温泉
- [p.1082] 増鏡 七北野の雪 このおなじころ、安嘉門院、丹後のあまの橋立御らむじにとておはします、それより但馬のきのさきのいでゆめしにくだらせ給ふ、為家の大納言、光成の三位など御供つかうまつらる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/chibu_3/chib_3_1082_4647.html
- [similar]
- 飲食部五|飯〈生飯 屯食 併入〉|名称
- [p.0350] [p.0351] 大和本草 四造醸 粳飯(うるし井ひ)国俗飯お御台(おだい)と雲栄花物語、増鏡など古き草詞にも見えたり、貴人の飯お台上に置て進むる故に称すと雲、台とは凡几案の類、物お置器お国俗に台と称す、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/insyokubu/insi_1_0350_1486.html
- [similar]
- 器用部六|容飾具一|背
- [p.0352] 新編武蔵風土記稿 十九/豊島郡 妙義社〈○上駒込村〉社宝 鏡一面〈円鏡、径三寸六分に、和歌お刻す、 増鏡掛てぞ頼肱神風の吹起すべき名おも家おも、三楽斎と彫る、させる古物ともみえず、〉
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_1/kiyo_1_0352_2100.html
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- 器用部二十二|行旅具上|以製作為名
- [p.0399] 増鏡 十四/春の別 すぎしころ、資朝も山伏のまねして、柿の衣にあやは〈○は一本作い〉笠といふ物きて、あづまのかたへ、忍びてくだれりしは、すこしはあやしかりし事也、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_2/kiyo_2_0399_2069.html
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- 帝王部一|帝王通載|後深草天皇
- [p.0030] 帝王編年記 二十五後深草 後深草院〈諱久仁(ひさひと)〉 後嵯峨院第一皇子、〈◯増鏡、第三子とし、皇年代略記、第二子とす、〉御母大宮院、〈藤吉子、〉常磐井入道前太政大臣〈実氏公〉一女也、 寛元元年癸卯六月十日乙卯、誕生、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0030_256.html
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- 帝王部八|即位下|即位以前尊前帝為太上天皇
- [p.0448] 増鏡 七山の紅葉 正元元年十一月廿六日、譲位の儀式常のごとし、十二月廿八日御即位、〈◯亀山、中略、〉おりいの御門〈◯後深草〉はしはすの二日、太上天皇の尊号ありて新院ときこゆ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0448_1663.html
- [similar]
- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|皇太子受禅
- [p.0529] 増鏡 二新島もり 承久も三年になりぬ、四月廿日御門〈◯順徳〉おりさせ給、春宮〈◯仲恭〉四にならせ給にゆづり申させ給、ちか比みなこの御よはひにて受禅ありつれば、これもめでたき御行すえならむかし、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0529_1808.html
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- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有三上皇
- [p.0827] 増鏡 一おどろの下 その年〈◯承元四年〉のしはすに、太上天皇の尊号あり、新院〈◯土御門〉ときこゆれば、父の御門〈◯後鳥羽〉おばいまは本院と申、なほ御まつりごとはかはらず、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0827_2962.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有五上皇
- [p.0828] 増鏡 十老の浪 春宮〈◯伏見〉位に即給ひぬれば、天下本院〈◯伏見御父後深草〉におしうつりぬ、世の中おしわかれて、人の心どもかヽるきはにぞあらはれける、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0828_2970.html
- [similar]
- 帝王部十五|太上天皇出家〈受戒、灌頂、受衣、天皇出家受戒、併入〉|受戒
- [p.0894] 増鏡 十一今日の日蔭 又の年〈◯正応三年〉二月の比、一院〈◯後深草〉御髪おろし給ふ、〈◯中略〉二月十一日、亀山殿にて御いむ事受させ給ふ(○○○○○○○○○)、四十八にぞならせ給ふ、御法名素実と申也、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0894_3186.html
- [similar]
- 帝王部十五|後宮出家〈受戒灌頂併入〉|出家後再入内
- [p.0911] 増鏡 十七月草の花 礼成門院も又中宮と聞えます(○○○○○○○○)、六日〈◯元弘三年六月〉の夜、やがて内裏へ入らせたまふ(○○○○○○○○○)、いにし年御ぐしおろしにき、御悩み猶おこたらねば、いつしか五壇の御修法始めらる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0911_3259.html
- [similar]
- 帝王部十六|諡号|御在所為号
- [p.0939] 増鏡 十一今日の日蔭 万里小路殿の法皇、又御悩みとて亀山殿へ遷らせたまふ、〈◯中略〉九月十五日〈◯嘉元三年〉の曙に、終にかくれさせたまひぬ、〈◯中略〉御骨も此院〈◯亀山〉に法華堂お立させたまへば、亀山院とぞ申すべかめる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0939_3361.html
- [similar]
- 帝王部八|即位下|即位以前立皇嗣
- [p.0449] 増鏡 十二浦千鳥 徳治二年にもなりぬ、〈◯中略〉八月廿六日践祚なり、〈◯花園、中略、〉帥のみこ〈◯後醍醐〉の御事お、あづまへのたまひつかはしたる、さういなしとて、九月十九日、立太子の節会ありて坊にい給ひぬ、〈◯中略〉十一月十二日御即位、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0449_1677.html
- [similar]
- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|再従兄弟受禅
- [p.0535] 増鏡 十三秋のみ山 文保二年二月廿六日、御門〈◯花園〉おりいさせ給ふ、春宮〈◯後醍醐〉はすでに三そぢにみたせ給へば、まちどほなりつるに、めでたくおぼさるべし、 ◯按ずるに、後醍醐天皇の御父後宇多天皇と、花園天皇の御父伏見天皇とは、従兄弟なり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0535_1852.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有三上皇
- [p.0827] 増鏡 二新島守 承久も三年になりぬ、〈◯中略〉おなじ廿三日、〈◯四月〉院号のさたありて、いまおりさせ給へるお新院(○○)〈◯順徳〉ときこゆれば、御兄の院〈◯土御門〉おば中の院(○○○)と申、父御門〈◯後鳥羽〉おば本院(○○)とぞ聞えさする、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0827_2964.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有五上皇
- [p.0829] 増鏡 十三秋のみ山 文保二年二月廿六日、御門〈◯花園〉おりいさせ給ふ、春宮〈◯後醍醐〉はすでに三そぢにみたせ給へば、待遠なりつるに、めでたくおぼさるべし、法皇〈◯後宇多〉都に出させ給て、世の中しろしめす、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0829_2975.html
- [similar]
- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有五上皇
- [p.0829] [p.0830] 増鏡 十三秋のみ山 おりいのみかど〈◯花園〉は、御このかみの本院〈◯後伏見〉と、ひとつ持明院殿にすませ給ふ、 ◯按ずるに、正安三年七月、後二条天皇受禅、其後嘉元二年七月、後深草上皇崩御に至る迄約四年、此間後深草、亀山、後宇多、伏見、後伏見の五上皇あり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0829_2984.html
- [similar]
- 帝王部十六|諡号|加後字襲前号
- [p.0946] 増鏡 三藤衣 初めはけんとく院と定め申されたりけれど、おはしましヽ世の御あらましなりけるとて、仁治の頃ぞ、後鳥羽とは、更に聞え直されけるとなん、 ◯按ずるに、文におはしましヽ世のあらましと雲ふ、あらましとは予定と雲はんが如し、蓋し遺詔お奉ずるならん、記して疑お存す、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0946_3437.html
- [similar]
- 帝王部十九|皇后上〈皇太后、太皇太后、皇太夫人、女院、准母、准三宮、併入〉|初為女...
- [p.1146] 増鏡 十一今日の日蔭 西園寺大納言〈◯藤原実兼〉の姫君、〈◯伏見后鏱子、中略、〉六月二日〈◯正応元年〉入内あり、八日御ところあらはしとて、女御の君は、〈◯中略〉かくて八月廿日后に立給、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1146_4426.html
- [similar]
- 帝王部二十|皇后下〈皇太后、太皇太后、皇太夫人、女院、准母、准三宮、併入〉|非御妻...
- [p.1162] 増鏡 四秋の深山 みかど〈◯後醍醐〉のおなじ御腹の、前斎宮〈◯奨子内親王〉も后にたヽせ給ふ、 ◯按ずるに、此他御妻とならずして、皇后の称お得給ひし内親王は准母たれば、其条に出せり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1162_4474.html
- [similar]
- 帝王部二十|皇后下〈皇太后、太皇太后、皇太夫人、女院、准母、准三宮、併入〉|女御以...
- [p.1202] 増鏡 九草枕 まことや新院〈◯亀山〉には、ひとヽせ近衛の大殿〈もとひら〉のひめ君、〈◯位子〉女御に参り給にしぞかし、女御と聞えつるお、此ほど〈◯文永十一年三月二十四日〉院号ありて、新陽明門院とぞきこゆる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1202_4626.html
- [similar]
- 帝王部二十二|皇太子上|幼冲為太子
- [p.1360] 増鏡 一おどろの下 建保二年十月十日、一の御子〈◯仲恭〉むまれ給へり、〈◯中略〉十一月廿一日やがてみこ〈◯親王〉になしたてまつり給て、おなじき廿六日坊にい給ふ、いまだ御いかだにきこしめさぬに、いちはやき御もてなしめづらかなり、心もとなくおぼされければなるべし、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1360_5269.html
- [similar]
- 帝王部二十四|皇親上|任官
- [p.1443] 増鏡 五内野の雪 建長四年正月八日、院〈◯後嵯峨〉の御前にて御かうぶりし給ふ、〈◯中略〉御とし十一なるべし、中務の卿宗尊親王と申めり、おなじ二〈◯二、百練抄作四、〉月十九日、都お出給ふ、其日将軍の宣旨かうぶり給ふ、かヽるためしはいまだ侍らぬにや、上下めづらしくおもしろき事にいひさわぐ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1443_5514.html
- [similar]
- 人部四|身体一|額
- [p.0329] 増鏡 九/草枕 あづまへ行て、しか〴〵とおしへしまヽにいひて見れば、入道殿〈○北条時頼〉の御消息なりけり、あなかま〳〵とて、永く愁なきやうにはからひつ、仏神などのあらはれ給へるかとて、みなぬか(○○)おつきてよろこびけり、かやうの事、すべて数しらずありしほどに、国々も心づかひおのみしけり
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/jinbu_1/jinb_1_0329_1836.html
- [similar]
- 器用部六|容飾具一|鏡雑載
- [p.0384] [p.0385] 増鏡 一/おどろの下 いざたゞおろ〳〵見及びしものどもは、水鏡といふにや、神武天皇の御代よりいと荒らかにしるせり、その次には大鏡、文徳のいにしへより、後一条の御門まで侍りしにや、又世継とか、四十条のさうしにて、延喜より堀川の先帝まではすこしこまやかなり、又なにがしの、おとゞ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/kiyobu_1/kiyo_1_0384_2254.html
- [similar]
- 帝王部六|践祚下|不受神器而践祚
- [p.0278] 増鏡 一おどろの下 御門はじまり給ひてより八十二代にあたりて後鳥羽院と申おはしましき、〈◯中略〉寿永二年八月廿日、御とし四にてくらいにつかせたまひけり、内侍所神璽寳剣は、じやういの時かならずわたる事なれど、せんてい〈◯安徳〉つくしにいでおはしにければ、こたみはじめて三の神器なくて、め
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0278_1262.html
- [similar]
- 帝王部六|践祚下|両統更立
- [p.0293] [p.0294] 増鏡 十一今日の日蔭 正月〈◯正安三年〉廿一日、春宮〈◯後二条〉くらいにつかせ給ひぬ、おりいの御門〈◯後伏見〉十四にて太上天皇の尊号あり、〈◯中略〉持明院殿〈◯伏見〉には世中すさまじくおぼされて、伏見殿にこもりおはしますべくのたまへれど、二の御子〈◯花園〉坊にさだまり給へば、又
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0293_1298.html
- [similar]
- 帝王部八|即位下|無神器而即位
- [p.0447] 増鏡 一おどろの下 御門はじまり給ひてより八十二代にあたりて、後鳥羽院と申おはしましき、〈◯中略〉寿永二年八月廿日、御とし四にてくらいにつかせたまひけり、内侍所神璽寳剣は、じやういの時かならずわたる事なれど、せんてい〈◯安徳〉つくしにいでおはしにければ、こたみはじめて三の神器なくて、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0447_1656.html
- [similar]
- 帝王部八|即位下|未即位而去位
- [p.0450] 増鏡 二新島守 まことや七月九日、〈◯承久三年〉御門〈◯仲恭〉おもおろしたてまつりき、このう月かとよ、御譲位とてめでたかりしに、夢のやうなり、七十余日にており給へるためしもこれやはじめなるらん、もろこしにぞ四十五日とかや位におはするれいありけるとぞ、からのふみよみし人のいひし心ちする
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0450_1680.html
- [similar]
- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|譲位便事
- [p.0553] 増鏡 一おどろの下 建久九年正月第一の御子〈土御門院〉四になり給に、御くらいゆづり申させ給ておりい給ふ、〈◯後鳥羽〉位におはします事十五年なりき、けふあすはたちばかりの御よはひにて、いとまだしかるべき御事なれども、よろづ所せき御ありさまよりは、中々やすらかに、御幸など御心のままなら
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0553_1935.html
- [similar]
- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|譲位出父祖意
- [p.0555] 増鏡 一おどろの下 永治のむかし、鳥羽の法皇しゆとく院の御心もゆかぬにおろし聞えて、近衛院おすえたてまつり給ひし時は、御門〈◯崇徳〉いみじうしぶらせ給ひて、その夜になるまで、勅使おたび〴〵たてまいらせ給ひて、内侍所けんじなどおもわたしかねさせ給へりしぞかし、さてその御いきどほりのす
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0555_1941.html
- [similar]
- 帝王部十五|太上天皇出家〈受戒、灌頂、受衣、天皇出家受戒、併入〉|信仏教而出家
- [p.0874] 増鏡 十一今日の日蔭 又の年〈◯正応三年〉二月の比、一院〈◯後深草〉御髪おろし給ふ、年月の御本意なれど、たゆたひ過し給けるに、禅林寺殿〈◯亀山〉こぞの秋おぼし立にしに、いとヾおどろかされ給ぬるにやありけむ、二月十一日、亀山殿にて御いむ事受させ給ふ、四十八にぞならせ給ふ、御法名素実と申
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0874_3116.html
- [similar]
- 帝王部十五|太上天皇出家〈受戒、灌頂、受衣、天皇出家受戒、併入〉|信仏教而出家
- [p.0875] 増鏡 十一今日の日蔭 正応も三年になりぬ、〈◯中略〉長月の初めつ方、中の院〈◯亀山〉は御ぐしおろさせ給ふ、いとあはれなる事ども多かるべし、禅林寺殿にて、やがて御如法経などかヽせ給ふ、〈◯中略〉しばしは禅僧にならせ給ふとて、ろうさうの御衣に、くはらといふけさおかけさせ給へり、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0875_3118.html
- [similar]
- 帝王部十五|太上天皇出家〈受戒、灌頂、受衣、天皇出家受戒、併入〉|悼亡而出家
- [p.0884] 増鏡 十二浦千鳥 徳治二年にもなりぬ、遊義門院〈◯後宇多后姈子内親王〉そこはかとなく御なやみと聞えしかば、院〈◯後宇多〉のおぼしさわぐ事限りなく、よろづに御祈念はらへとのヽしりしかど、なき御事にていと浅ましくあへなし、院も夫故御ぐしおろして、ひたぶるにひじりにぞならせ給ひぬる、其程さ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0884_3157.html
- [similar]
- 帝王部十五|後宮出家〈受戒灌頂併入〉|出家後再入内
- [p.0910] [p.0911] 増鏡 十六久米のさら山 中宮〈◯後醍醐后藤原禧子〉は、其まヽに御ぐしもたぐる時もなく、沈みたまへる御有さまいとことはりに、遠き御別れ〈◯先是天皇幸隠岐、故雲、〉の哀しさにうちそへて、御むねのひまなくおぼしこがる、后の位もとヾめられたまひて、院号の定めなど人の上のやうにほのか
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0910_3258.html
- [similar]
- 帝王部二十|皇后下〈皇太后、太皇太后、皇太夫人、女院、准母、准三宮、併入〉|女御以...
- [p.1202] 増鏡 十一今日の日陰 やうふく〈◯永福〉もん院の、御さしつぎのひめぎみ、〈◯藤原兼実女瑛子〉はや御さかりもすぐるほどなりしお、このほうわう〈◯亀山〉に参らせたてまつらせ給へりしが、かひ〴〵しく水のしらなみにわかやがせ給て、やがていんがうありしかば、せうきん〈◯昭訓〉もん院ときこえつる、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1202_4627.html
- [similar]
- 方技部十五|疾病一|腰病
- [p.1203] 増鏡 六烟の末々 明くる年は建長五年なり、正月十三日、御門〈○後深草〉かうぶりし給ふ、御年十一、御諱久仁と申す、いとあてにおはしませど、あまりさヽやかにて、又 御腰などのあやしく渡らせ給ふ( ○○○○○○○○○○○○○○) ぞ、口おしかりける、いはけなかりし御程は、なおいとあさましうおはしましけるお、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/hogibu/hogi_1_1203_3837.html
- [similar]
- 帝王部二|神器上〈昼御座御剣 大刀契附〉|宝剣沈没始末
- [p.0101] 増鏡 一おどろの下 御門はじまりてより八十二代にあたりて、後鳥羽院と申おはしき、〈◯中略〉寿永二年八月廿日、御とし四にてくらいにつかせたまひけり、内侍所神璽寳剣はじやういの時、かならずわたる事なれど、せんてい〈◯安徳〉つくしにいでおはしにければ、こたみはじめて三の神器なくて(○○○○○○○)
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0101_600.html
- [similar]
- 帝王部三|神器下〈昼御座御剣 大刀契附〉|内侍所御拝
- [p.0138] [p.0139] 増鏡 四おりいる雲 その年〈◯正元元年〉の八月廿八日、春宮〈◯亀山〉十一にて御元服し給ふ、御諱恒仁ときこゆ、世中にやう〳〵ほのめき聞ゆる事あれば、御門〈◯後深草〉はあかず心ぼそうおぼされて、よいのまのしづかなる御物がたりのつひでに、内侍所の御はいの数おかぞへられければ(○○○○○○
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0138_700.html
- [similar]
- 帝王部五|践祚上|皇嗣践祚
- [p.0249] 増鏡 十二浦千鳥 八月〈◯徳治三年〉のはじめつかたより、内のうへ〈◯後二条、中略、〉廿三日御気色かはるとて、世のひヾきいはんかたなく、馬車はしりちがひ、所もなきまで人々はまいりこみたれどいとかひなく、廿五日ねの時ばかりにはてさせ給ひぬ、火のきえぬるさまにて、かきくれたる雲のうへのしぎ
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0249_1138.html
- [similar]
- 帝王部五|践祚上|皇嗣践祚
- [p.0249] [p.0250] 増鏡 十五村時雨 御門〈◯後醍醐〉遠く遷らせ給はん程、この御子たちもおのがちり〴〵になりたまふべしなどきこえたり、春宮〈◯光厳〉は世おつヽしみて六波羅にわたらせ給ふ、〈◯中略〉さて例のあづまより御使のぼれり、代々のためしとかやとて、秋田城のすけ高景、二階堂出羽の入道道雲とかや
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0249_1140.html
- [similar]
- 帝王部六|践祚下|両統更立
- [p.0294] 増鏡 十二浦千鳥 徳治二年にもなりぬ、〈◯中略〉春宮〈◯花園〉は正親町殿へ行啓なりて剣璽わたさる、八月廿六日践祚なり、〈◯中略〉持明院殿〈◯伏見〉にはいつしかめでたき事どものみぞ聞ゆる、大覚寺殿〈◯後宇多〉には遊義門院の事にうちそへて御涙のひる世なくおぼさるべし、帥のみこ〈◯後醍醐〉の御
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0294_1299.html
- [similar]
- 帝王部六|践祚下|両統更立
- [p.0294] 増鏡 十四春の別 かくさま〴〵におはしますお、〈◯後醍醐諸皇子〉此たびいかで坊にとおぼしつれど、かねてだにもよほしおほせられし事なれば、あづまより人まいりて、本院〈◯後伏見〉の一の宮〈◯光厳〉おさだめ申つ、いとけやけくきこしめせどいかヾはせんにて、七月廿四日に、皇太子の節会おこなはる
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_0294_1300.html
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- 帝王部十|譲位下〈受禅併入廃帝附〉|譲位出権臣意
- [p.0559] 増鏡 十一今日の日蔭 又の年〈◯正安三年〉のむ月の頃、内侍所の注連のおり給へるは、いかなるべき事にかなど思ひてさヾめく程こそあれ、東よりの御使のぼるとて、世の中騒ぎて、禅林寺殿〈◯亀山〉見奉り給ふ世にとや、正月廿一日、春宮〈◯後二条〉位につかせ給ひぬ、おりいの帝〈◯後伏見〉十四にて太上
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- 帝王部十三|女院御幸|年始御幸
- [p.0773] 増鏡 五内野の雪 寳治も三年になりぬ、春たち帰るあしたの空の光は、思ひなしさへいみじきお、〈◯中略〉四日は、〈◯中略〉大宮院(○○○)〈◯後嵯峨后吉子〉内へ御幸はじめ(○○○○○○○)、これもかむたちめ、殿上人、有つるかぎり残なし、あじろびさしにたてまつる、皇后宮〈◯土御門皇女曦子〉の御かたのひがし
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- 帝王部十四|太上天皇〈追尊天皇附〉|一時有五上皇
- [p.0829] 増鏡 十一今日の日蔭 おりいの御門〈◯後伏見〉十四にて、太上天皇の尊号あり、いときびはにいたはしき御事なるべし、才に三とせにておりいさせ給へれば、何事のはえもなし、〈◯中略〉さて此君お新院と申せば、父の院〈◯伏見〉おば中院ときこゆ、御門〈◯後二条〉の御父〈◯後宇多〉は一院と申、法皇〈◯後
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- 帝王部十六|諡号|国名為一号
- [p.0951] [p.0952] 増鏡 二新島守 中院〈◯土御門〉は、始よりしろしめさぬ事なれば、〈◯承久の乱お謂ふ〉あづまにもとがめ申さねど、父の院〈◯後鳥羽〉遥に移らせたまひぬるに、のどかにて都にてあらん事いと恐れありとおぼされて、御心もて其年〈◯承久三年〉閏十月十日、土佐の国はたといふ所に渡らせたまひぬ
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- 帝王部二十一|更衣
- [p.1282] 更衣は、天皇の御衣お更させ給ふ便殿お謂ひて、即ち其殿に在りて更衣お主るお以て名とし、亦御寝に侍せり、其位女御より下れるものにて、多く五位に過ぎず、罕に四位に進むものあり、亦升りて女御と為るものあり、此称は桓武天皇の更衣乙魚が、伊呂波字類抄に引く所の本朝事始、仁明天皇承和三年の条に
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1282_4971.html
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- 帝王部二十三|皇太子下〈皇太子妃併入〉|雑載
- [p.1397] 増鏡 九草枕 文永十一年正月廿六日、春宮〈◯後宇多〉に位譲り申させたまふ、〈◯中略〉東の御方〈◯後深草后藤原愔子〉の若宮〈◯伏見〉お坊に立奉りぬ、十月五日節会行はれていとめでたし、〈◯中略〉御門〈◯後宇多〉よりはいま二ばかりの御このかみなり、儲の君御年まされるためし、遠き昔はさておきぬ、
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http://ys.nichibun.ac.jp/KojiruienSearch/docs/teiobu/teio_1_1397_5372.html
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