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飲食部三|料理中|糟糠汁
[p.0185] 醒睡笑 八 一山寺に人いたりて、さても〳〵おもしろき境地や候、大略八景も候はんと申ければ、住持の返答に、当寺は十景の古所也と、さ候へば、秦の始皇の地にもまさりたり、八景の外には、いづれお用られ候ぞ、されば旦那あり麓にくだり斎おたべて、こざけにも酔てかへれば、くはつけいあり、さもなく ...
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飲食部三|料理中|糟糠汁
[p.0185] 料理談合集 汁の部加減の事ぬかみそ汁 極ふるきぬかみそおすりだしにてのべ、煮上てこし、どぶおさしあんばいする也、 ...
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飲食部十六|漬物|糠漬
[p.1019] 本朝食鑑 二穀 香物〈俗称〉集解、〈○中略〉糠漬者、用近米細粉最好者、入煮豆粘汁和白塩以塩多為佳、倶拌均蔵貯于桶、而漬蔬漬茄、有卒法久法、卒法者、用生紫茄去蒂、洗浄二割、漬糠汁一昼夜、而取出用、其色紺碧、味亦最佳、浸酒食者尚佳、久法者、用生茄子連蒂不割、洗浄用塩淹于桶、蓋上載石而圧 ...
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方技部十六|疾病二|歴易
[p.1253] 新猿楽記 十三娘者、中之糟糠也、醜陋不可見人、頑鄙不可仕主、其為体、〈○中略〉 疥癩歴易( はたけにしてなまつはたなり) 、 ...
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植物部二十三|草十二|茄子利用
[p.0521] 本朝食鑑 三/蓏菜 茄凡今賞茄子者、不独蔬食、而奄蔵糟糠味噌漬呼称香物、為経年之用、而上下賞之、故民家多粥而貨之、 ...
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器用部九|容飾具四|白粉/名称
[p.0492] 新猿楽記 第一本妻者、齢既六十、而紅顔漸衰、〈○中略〉恋慕之涙洗面上粉(○)、愁歎之炎焦肝中朱、〈○中略〉 十三娘者、中之糟糠也、醜陋不可見人、〈○中略〉施粉(○)似狐面、著赬猶猨尻、 ...
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飲食部十|酒上|名称
[p.0681] [p.0682] 壒囊抄 六 酒竹葉雲事酒お竹葉(○○)と雲事如何 隻是酒之異名也、百詠の注雲、宜城より出竹酒と雲々、竹の葉の露たまり酒と成故に竹葉と雲と、亦或説には、昔漢朝に劉石と雲者ありき、継母に合てけるが、其継母我が実子には能飯食せ、孤子には糟糠の飯お与へけり、劉石是お不得食して、家近所に ...
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地部十五|近江国|名所
[p.1226] [p.1227] 与佐久間洞巌書 一 八景の始は、宋人か元人か宋復古と申す名画、山水に妙お得たるが一軸お画かれ候お、凡一代の出来物に候お、人々その興ある処に名お題し、終に八つの名出来候と申候、これによりて八つの名そろひかね候所とも、画様に随ひ候故のことヽ申候、これより好事の人、詩おも題詠し ...
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地部十五|近江国|名所
[p.1227] [p.1228] 近江国輿地志略 五 湖水 琵琶湖八景あり、呼て近江八景といふ、何人の名づけしことおしらず、西土瀟湘の八景に比すといへり、なんぞ八景のみに止らんや、千万の佳景また其中にこもれり、琵琶湖八景といふは、 勢田夕照 石山秋月 粟津晴嵐 比良暮雪 唐崎夜雨 堅田落雁 三井晩鐘 矢橋帰帆 江陽 ...
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地部十五|近江国|名所
[p.1228] 近江名所図会 二 近江八景〈湖水の絶景おあつむ、比良、堅田より三井、石山につらなり、粟津、辛崎勢田、矢橋おあはせ、瀟相の八景になずらふ、〉明応九年八月十三日、近衛政家公尚通公父子、佐々木高頼の招請によりて、江州に掩留ありて、詠歌序など作れり、八景の題号此時より始る、詩歌数多有、略之 ...
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地部四|大和国|名所
[p.0305] [p.0306] 応仁前記 下 同廿六日〈◯寛正六年九月〉尊勝寺法華寺へ御成、御遊覧、御詠歌有之、〈◯中略〉且又南都八景の所所御遊覧有之、先人の詩歌に其体相適之由、甚以御入興雲々、抑当所八景の詩歌の事、昔日後小松院御宇至徳の比、相定まるに依て、其時の公卿詩歌堪能の人々、吟詠一篇、謂之南京八景 ...
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天部三|雪|賞雪
[p.0223] 東都歳事記 五十一月 看雪 隅田川堤 三囲 長命寺の辺 真崎 真土山 上野〈山内都て雪景よし〉 不忍池 湯島台 神田社地 御茶の水土手 日暮里諏訪社辺〈別当浄光寺お雪見でらといふ〉 道灌山 飛鳥山 王子辺 目白不動境内 牛天神社地 赤坂溜池 愛宕山上〈眺望猶よし〉 八景坂〈俗誤てやげん坂といふ、大井 ...
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地部二十八|紀伊国|名所
[p.0764] 諸州めぐり 四紀伊 和歌浦に〈和歌山より一里あり〉東照宮右の山上に立玉ふ、宮作大にして甚美麗也、神領多く僧舎六坊有、是より和歌浦お望めば其景すぐれたり、今日は此辺桜さかりにさきて光景もいとまされり、〈◯中略〉是より少右の方へ行て漁人の町お過、和歌の浦の海べたに出づ、おきに地の島おき ...
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地部二十七|長門国|村里/名邑
[p.0712] [p.0713] 長門金匱 一萩の地は大内家時節、吉見氏の領地の由なり、〈◯中略〉 一当所お萩と申事は、今古萩と雲所に人家あり、今の田町通りより南東は皆沼にて、蘆原の水溜りなり、田も聢々無之、よき道もなし、東北の方当萩村と雲、後総名萩と雲也、本の名所お古萩と雲なり、〈◯中略〉 一萩お世人当島と ...
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地部十二|附江戸|名所
[p.0999] 江戸鹿子 五 江戸八景 隅田夜雨 忍岡秋月 増上晩鐘 鉄洲帰帆 浅草晴嵐 愛宕夕照 富士暮雪 目黒落雁 ...
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地部十五|近江国|名所
[p.1226] 書言字考節用集 十数量 近江八景(○○○○)〈唐崎夜雨、石山秋月、三井晩鐘、矢橋帰帆、粟津晴嵐、勢多夕照、比良暮雪、堅田落雁、〉 ...
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器用部十五|屏障具三|屏風種類
[p.0909] 尺素往来 書院置物者、〈○中略〉屏風者、水墨、八景之唐絵、請或僧令写之、 ...
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地部四十|渡|山田矢橋渡
[p.0468] 雅筵酔狂集 附録 淡海八景 瀬田夕照 春の空おもひの外に暮がたき日あしや勢多のおほまはりする 日脚といふ熟字あり、矢橋の舟は、時として風波あらく、あやうきゆへ、勢田の方へまはりて行お、俗に大廻りといふ、 ...
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帝王部十三|御幸|遊覧御幸
[p.0748] [p.0749] 見聞草三集 一 修学院御幸の記 文政五年、院の御所、〈◯光格〉御養生の為、年中両三度、修学院御遊歴の御幸お、関東より仰せ進ぜられ奏聞の処、叡感浅からざりし由、両伝奏の書状、并に所司代よりの書状、五月下旬江府に到来せしとなん、〈◯中略〉後水尾帝、宮殿お造らせ離宮としたまふ、十境 ...
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地部十五|近江国
[p.1151] 近江国は、あふみのくにと雲ひ、旧くはちかつあふみのくにとも雲へり、東山道に在り、東は伊勢、美濃、西は山城、丹波、南は伊賀、北は若狭、越前に界し、東西凡そ十二里、南北凡そ十九里、中央に琵琶の大湖ありて、山水頗る明媚なり、謂ゆる近江八景は其湖辺お環れり、此国は古へ国府お栗太郡に置き、 ...
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動物部八|鳥一|雁雑載
[p.0576] [p.0577] 嬉遊笑覧 十二/禽虫 棹になれ句になれとて、雁の連りて飛お興ずるは、卜養狂歌、春の頃鷹の雁お、おほくさほにかけてとおるおみて、歌よめとあれば、かんかりやうつかりかねとはしたかにとられて後も棹になれ〳〵、犬子集、舟にのれ棹になりつゝかへる雁、〈重次〉狂歌咄、棹になりて夜すがら ...
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飲食部九|菓子|落雁
[p.0650] [p.0651] 類聚名物考 飲食二 らくがん 落雁今らくがんと雲菓子有、もと近江八景の平砂の落雁より出し名なり、白き砕米に黒胡麻お村々とかけ入たり、そのさま雁に似たれば也、形は昔は洲浜のさまなりしが、今は種々の形出来たり、かゝるものといへども、その初は故由有しが、後はとりうしなへる事多く、 ...
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器用部四|飲食具四|猪口
[p.0240] 料理通 四編 普茶卓子略式心得 一席中都て雅言お用ゆ、〈○中略〉盃猪口お十景套盃(じつきんばい)、また石(いし)ともいふ、 ...
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地部三十九|橋下|渡月橋
[p.0214] 雍州府志 九名跡 渡月橋 是則同寺十景之随一也、古出自天竜寺山門前、西横大井川、到嵐山麓、今按旧地図、三軒茶屋之南、今所赴法輪寺之橋北、竹林所有之前也、俗誤臨川寺門前、所臨大井川之石壁台、是謂渡月橋之所有也、 ...
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地部四十八|湖〈沼附〉|出雲国/宍道湖
[p.1243] 懐橘談 一 宍道〈◯中略〉 今按に、竪六里横三里の湖水あり、是お宍道の湖と雲、又は佐太の湖とも記には見えたり、末次の里より伯州米子まで七里の舟路也、湖水の中、末次の里のちかくに、よめ島と雲あり、古記には見えず、其外赤壁十六禿など雲湖水の左右、一歩に一景十歩に十景、水〓(くわつ)々、花粲 ...
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飲食部二|料理上|普茶料理
[p.0132] 料理通大全 四編 普茶卓子略式心得一卓子料理は、清風(からふう)の茶の会席に斉しく、貴賤のへだてなく、懇意お結び交りお厚くするの一なり、器の中へ与に箸お入て食する物なれど、正客より順に賞玩すべし、一こつぷ酒鐘(さかづき)は、銘々ひかへあれど、酒たけなはにおよびて、各互ひに盃おとりかへて ...
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地部二十八|紀伊国|村里/名邑
[p.0745] [p.0746] 南遊紀行諸州めぐり 四紀伊 和歌山(○○○)は淡島より三里あり、其間右の方の浜辺に松多し、此辺白(しら)浦なり、和歌山町の方へ行に、紀の川お舟にてわたる、是吉野川の下也、大河也、紀伊のみなとヽ雲名所也、客船多し、和歌山の城は紀州君居給ふ、城下の境地ひろくゆたけし、和歌山と和歌浦の ...
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地部三十九|橋下|宇治橋
[p.0223] 山州名跡志 十五宇治郡 宇治橋 在同所、宇治境地非墨あり、橋自丑寅至未申、長八十三間五尺五寸、古へ掛る所は、今の橋の上二町許にあり、此橋東爪は宇治郡、西は久世郡也、上古には以舟為渡、 孝徳天皇の御宇、大化二年に道昭和尚之お造れり、〈昭伝載釈書一、〉 ...
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人部十二|諺〈謎〓〉|文学
[p.0914] 九州のみちの記 太宰帥隆家筑紫に下りける時、扇たまはせ給ふとて、枇杷大后宮、凉しさはいきの松原とよみし所にぞあなるが、誠に歌人は行ずして名所おしる(○○○○○○○○○○○○)と、諺にいへるが如く、松原の景気海に近く、ちとさしあがり、高き所なれば、すゞしかるべき境地なり、 ...
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地部五|摂津国|村里/都邑
[p.0377] [p.0378] 信長公記 十三 天正八年庚辰八月二日、〈◯中略〉抑大坂は凡日本一之境地也、其子細は、奈良境京都程近く、殊更淀鳥羽より大坂城戸口まで舟の通ひ直にして、四方に節所お拘、北は賀茂川、白川、桂川淀、宇治川之大河の流幾重共なく、二里三里之内、中津川、吹田川、江口川、神崎川引廻し、東南 ...
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地部三十九|橋下|甲斐国/猿橋
[p.0281] [p.0282] 廻国雑記 かくて甲州にいたりぬ〈◯中略〉猿橋とて川のそこ千尋におよび侍るうへに、三十余丈の橋おわたし侍りけり、此橋に種々の説有、むかし猿のわたしけるなど、さと人の申侍りき、さることありけるにや、信用しがたし、此橋の朽損の時は、いづれに国中の猿かひどもあつまりて、勧進などし ...
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人部三|親戚下乳母 併入|裔孫
[p.0239] 難太平記 神代には唯二人の子なりけめども、其子孫様々生れもてきて、其末々或国王、大臣、或民百姓となるぞかし、賤しく世の為無益の人は田お作、人につかへなどせしより、氏なき者に成来けり、今も我等事はわづかに父の世ばかりこそ知侍れ、二三代の祖の事などは、つや〳〵しらねば、終に我子孫は必 ...
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姓名部二|姓氏中|無姓
[p.0187] 難太平記 一神代には、唯二人の子なりけめども、其子孫さま〴〵生れもてきて其末々、或国王大臣、或民百姓となるぞかし、いやしく世の為無益の人は、田お作人につかへなどせしより、氏なき者に成来けり(○○○○○○○○○)、今も我等事は、わづかに父の世ばかりこそ知侍れ、二三代の祖の事などは、つやつやしら ...
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飲食部一|飲食総載|肉食
[p.0044] 守貞漫稿 後集一食類 獣肉 皇国も上古は、貴賤ともに食之也、天武帝四年勅て是お食すことお禁止し玉ひし後は食することなし、然れども海江に遠き山家にては、猶密に食せしなるべし、予が覚へては、大坂本町橋西辺に、冬月のみ藁筵お敷き、弓張烑灯お置て、夜分のみ売之、其夫は渡辺村の穢多也、唯二三 ...
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歳時部二十|豊凶|凶年救助
[p.1481] 翹楚篇 天明三年夏より秋に至る迄、絶て暑なく、ひとへ物著しは唯二三日なるべし、斯る年並なりければ、作毛不熟して、今年より翌四年まで奥羽一統の飢饉とはなれり、されば年来御心〈◯上杉治憲〉お尽されし蓄蔵おひらかれ、夫が上に越後或羽州酒田などにての買米有て、飢に及んとせるには、男子二合、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0086] 醒睡笑 二/吝太郎 すぐれてしはき者の、たま〳〵得たる客あり、何おがなとおもひても、在郷の風情なれば、心計やなどゝいふ処へ、豆腐は〳〵と売りに来れり、亭主豆腐お買はん、さりながら小豆の豆腐か、いやいつもの大豆ので候と、それならば買ふまい、めづらしふあるまいほどにと、 ...
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動物部十二|鳥五|鵄
[p.0955] 醒睡笑 四 いやな批評 鳶は木にとまりいて、蘆辺にすむ鷺にむかひ、そちほど色白くいつくしき姿は無し、如何にもものいひがそさうにて、いやしいわといふ、鷺腹お立てゝ、そちは鳥の中にても、四十八鷹の内に入て、空おたちまふ風情のよさ、そしらんやうもなきが、物こしのくどさ、ながさきかれぬ、我 ...
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遊戯部八|茶湯二|茶品
[p.0539] 醒睡笑 八 茶の湯 古田織部正に数寄あり、こい茶たちて出けるに、客のいふ、此茶士は誰やらんととふ、上林春松が雲切なるよし返答あれば、かの客、今朝の御茶別して忝かな、春宵一ふく直千金とあり、 ...
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飲食部三|料理中|とろヽ汁
[p.0185] 醒睡笑 六 一ある座敷にて、児のとろゝ汁(○○○○)の、再進おひたもの、うけらるゝ時、三位目おしてにらみければ、ちごのあごにさのみ科はないぞや、たゞとろゝおにらめ、 ...
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飲食部三|料理中|指身
[p.0211] 醒睡笑 六 一振舞の菜に、茗荷のさしみありしお、人ありて小児にむかひ、是おばいにしへより今にいたり、物よみおぼへん事おたしなむ程の人は、みなどんごん草と名付、ものわすれするとてくはぬよし申されば、児きいて、あこはそれならくはふ、くうてひだるさおわすれうと、 ...
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飲食部三|料理中|茎立汁
[p.0180] 醒睡笑 八 一江州志賀の浦に姥あり、天然作意生つきて、かすりしうくおいふに上手なり、かすりお好む盲者あり、若狭の小浜より、はる〴〵とかれがもとへあひに行、なにとなふ宿おかりしが、飯の汁お一口すひ、此汁のみは何ぞととふ、うばそれはくゝたちのしる候よ、人のくちきらふとて、いや去年八月か ...
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飲食部三|料理中|とろヽ汁
[p.0185] 醒睡笑 五 一とろゝの汁の出たるお、座敷に古人ありて、けふのことつて汁(○○○○○)は、いつにまさり、一入出来たるなどいひほむる、是はめづらしきことばやと、其子細おとふ、さればよ此汁にてはいかほども飯がすゝむゆへ、よくいひやるとのえんに、ことづてしるといふならん、きこえたる作意やと感じや ...
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飲食部四|料理下|和物
[p.0260] 醒睡笑 八 一会下僧に斎おすゆる、菜に蕨あり、終に服せず、施主如何なれば、蕨おば食せられぬぞ、人のくちやかふとて、大事候まひ、けしあへ(○○○○)にしてさうほどに、 ...
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飲食部四|料理下|和物
[p.0260] 醒睡笑 三 一あるひとり坊主、烏賊おくろあへ(○○○○)にしてたまはる処へ、ふと人来れり、口おぬぐはん料簡もなかりつるに、そなたの口は、何とてくろひぞや、かねおつけられたかととふ、いやあまりさむさに、たゞいまもえさしお、一口くふたと、 ...
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動物部十七|魚中|鰯/名称
[p.1421] 醒睡笑 一 謂被謂物之由来 鰯おば上臘がたのことばに、むらさき(○○○○)ともてはやさるゝ、むらさきの色はあゆにはましたといふえんとや、されば下主らしきいわしも、其人のすきなれば、鮎の魚にもまさるよのふ、 ...
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飲食部十六|漬物|奈良漬
[p.1032] 醒睡笑 一謂被謂物之由来 瓜の糟づけお、奈良づけといふ事は、かすがのあればよいといふえんなり、 ...
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飲食部八|餅〈団子 餡 併入〉|糝粉
[p.0583] 醒睡笑 一謂被謂物之由来 餅のちとあかきやうなるお、しんかうといふ事、あかき小豆おうへにきする、あかつきといふえんにていふとなり、 ...
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飲食部六|粥〈餗[併入]〉|餗増水
[p.0476] 醒睡笑 二吝太郎 一われは増水のきらひなりとつねにいふ者あり、晩かた増水なかばへきたる、ちと申さんずれど、おきらひなるまゝ是非なしとあれば、何とこのぞうすいに胡椒はいらぬか、いやいらぬ、それならばちとたべふと、 ...
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飲食部八|餅〈団子 餡 併入〉|名称
[p.0544] 醒睡笑 一謂被謂物之由来 餅おかちんとは、かちんのてぬぐひにてかみおつゝみゆふたる女房の、いつも禁裏へ、もちおうりに参りつけたり、もちうりとあれば、ことばのさまいやし、いつものかちんがまいりたるなど沙汰あればよろし、 ...
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飲食部十|酒上|諸白 片白
[p.0688] 醒睡笑 五上戸 山中山城方へ紹巴のおとづれられし時、振舞有りて、ひたもの諸白(○○)おしいて、前に見えつる天目にてと有りける時、なら酒や此天目に二つ三つのめと仰せあらばとにもかくにも、 ...
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飲食部十一|酒下|禁飲酒
[p.0785] [p.0786] 醒睡笑 一謂被謂物之由来 痩法師の酢ごのみとは、やせの寺は昔より禁酒にて酒おいれず、僧の中に酒おこのみ、えこらえぬあり、常に土工李おもちて行かよふ、若人とふ事あれば、すにて候といふ、日お経ずかよひしげし、又とふ時も同返事なるまゝ、諺にいひならはし、やせの法師はすごのみや、 ...
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飲食部十四|乾肉〈塩肉併入〉|鰹節
[p.0930] 醒睡笑 七廃忘 或僧新しき小刀の大なるおもちて、鰹おけづり居ける所へ、知音の人おもひよらず来れり、あまりにとりみだし、小刀お鰹と思ひ、いそぎかくし、鰹お小刀と思ひ、さし出し、此比関の小刀おもとめた、御覧ぜよとぞ申ける、 ...
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飲食部十六|漬物|雑載
[p.1060] 醒睡笑 六児の噂 一児の膳にかうのもの(○○○○○)のあるお、脇に居たる僧とりて食ふ、児我が秘蔵に思うて置いたるおと雲はるゝ時、彼坊主一つは御膳に候と存ずれば、何とやなつかしさに、又はつねのよりもよくなるが、面白きにと申したり、児腹お立て、なるが面白くば鉄炮おくはれよと、 ...
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飲食部五|飯〈生飯 屯食 併入〉|湯漬
[p.0384] [p.0385] 醒睡笑 二 一大名のもとへ客あり、振舞に湯漬出たり、其席へ又客あり、それにて膳おすえたり、又客来あり、膳お出せとあれども、つひに出かぬる時、物まかなふ者および出し、何とて手間おいらぬ事のおそきや、湯お得わかさぬかと、ばおぬかるゝ時、手おつかねて、湯は御ざるが、つけが御座な ...
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飲食部五|飯〈生飯 屯食 併入〉|飯麦
[p.0396] [p.0397] 醒睡笑 一吝太郎 一客来〈る〉に亭主出て、飯はあれども麦飯ぢやほどに、いやであらふずといふ、我は生得麦飯がすきぢや、麦飯ならば三里も行てくはふといふ、さらばとてふるまひけり、又有時件の人来り、そちは麦飯がすきぢや程に、米のめしはあれども出さぬといふに、いや米の食(めし)なら ...
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飲食部十五|豆腐|田楽
[p.0993] 醒睡笑 一謂被謂物之由来 豆腐お串にさして焙るお、など田楽とはいふ、されば田楽のすがた、下には白袴おき、其上に色ある物おうちかけ、鷺足にのりおどるすがた、豆腐の白に味噌おぬりたてたるは、おのまふていに似たるゆえ、田楽といふにや、夢庵の歌に、 たかあしおふみそこなへるめんぼくおはひに ...
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飲食部五|飯〈生飯 屯食 併入〉|飯湯
[p.0423] 醒睡笑 五人はそだち 一飯後の湯出たるに、風味ことにかうばしく大にすぐるゝなどほめけるお、女房聞つけ、うれしげに、のうれんのひまよりかほさし出し、お湯のかうばしきもことはり也、たき物おくべた程にと、座にいたるみな〳〵も、耳にしみてぞかんじける、中に一人うらやみ帰り妻にかたれば、それ ...
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飲食部十四|  塩筋子|魚醤 鱁鮧
[p.0942] 醒睡笑 七廃忘 京辺士にてある東堂の細工に、蟹びしほ(○○○○)おするとて、塩一二升お用意し、ふりかけ居らるヽ処へ、ふと檀那来れり、さてもよくぞおはしましたる、内に人のはぐらみのいろお見せ参らせたやとこそおもひ候つれ、其故は愚僧がしんせつのだんな、尼け崎に有り、某つかふ程はしほおつヾけて ...
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飲食部一|飲食総載|昼食
[p.0019] 醒睡笑 六 一延暦寺にて、下法師山へ行く時、児にいふ、昼の飯(○○○)おば棚に置きたり、九つなりてあらばまいれと教へぬ、彼下僧案の外、常より早く昼以前にしまひてかへり見れば、児の飯なし、是は不審やと問ふ、とく早くふたと、返事せらるゝ、いまだ九つはならず、いかでかと申せば、いやけさ五つ、 ...
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飲食部九|菓子|饅頭
[p.0631] 醒睡笑 七舞 饅頭お菓子に出してあれば、これは小豆ばかり入れて位高し、我等ごとき者のたまはるは、ありがたきとていたゞく、又砂糖饅頭は近来の出来物(○○○○○○○○○○○)、なにの系図もなし、よのつねの者はうまさのまゝ、奔走に思ふといひてくすみたり、其方はなにとしてそのわかちおば立てられたるぞ、 ...
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人部三|親戚下乳母 併入|長子/長女
[p.0200] 醒睡笑 七/思の色お外にいふ 総領(○○)の二十にもあまれど、終によめおむかふる噂もなきあり、 ...
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器用部二|飲食具二|楪子/豆子
[p.0079] 醒睡笑 八 平家 一橋のゆきげたお、さら〳〵〳〵と走りわたるお、やゝもすればわするゝ、そちは鈍なり、膳にすはる皿にておぼえよといはれ、ある時又橋のゆきげたお、ちやつ(○○○)〳〵〳〵とはしりわたるとかたりことば、 ...
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地部三十九|橋下|四条橋
[p.0205] 醒睡笑 一貴人之行跡 信長公にたいし、公方〈◯足利義昭〉御謀叛 の時節、〈◯中略〉上京に火かヽると見て、二条に候ひし者の妻、まづ我子おさへつれてのけばすむと思ひ、三つ四つなる子おせなかにおひ、はしりふためき、四条の橋のもとまでにげきたり、あまりくるしヽ、ちと子おおろしてやすまんとおも ...
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器用部一|飲食具一|以用法為名
[p.0029] 醒睡笑 五 婲 一朝食のうへに、初献にはかさにてとおし、二返には中の椀、三返には汁のわんにてもらせけり、四返めには、はなやかに飯のわんにてつがせんと、たくみすまひて、銚子お先に出し、跡よりていしゆ出て、時宜おいはんとおもふ間に、とくはや飯のわんにて、こぼるゝばかりうけたれば、亭主い ...
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器用部四|飲食具四|以人名為名
[p.0231] 醒睡笑 三 不文字 古田織部の数寄に出さるゝほどの物おば、其道おまなぶもまなばぬも、天然と賞玩し、もてあつかひしゆえ、中酒に座敷へ用ひられつる盃までも、なべて人織部盃といひふるゝ、さるまゝ京に三八といふ者あり、扠は盃おばいづれもおりべといふ物ぞと、合点しいたり、あるとき三八が顔あか ...
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人部一|人総載|童
[p.0078] 醒睡笑 一/謂被謂物之由来 わらんべ(○○○○)は風の子と、しるしらず世にいふは何事ぞ、ふうふのあひだのなればなり、 ...
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人部十二|諺〈謎〓〉|人事
[p.0907] 醒睡笑 二/謂被謂物之由来 いそがばまはれ(○○○○○○○)といふ事は、物毎にあるべき遠慮なり、宗長のよめる、武士のやばせの舟は早くともいそがばまはれ瀬多の長橋、〈○下略〉 ...
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器用部六|容飾具一|磨鏡
[p.0370] 醒睡笑 二 謂被謂物之由来 一いづれもおなじ事なるお、つねにたくおば風呂といひ、たてあけの戸なきお、柘榴風呂とはなんぞいふや、かゞみいる、いるとのこゝろ也、 ...
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器用部十|澡浴具一|澡豆/名称
[p.0539] 醒睡笑 二 謂被謂物之由来 一なべて上臈がたには、さくぢ(○○○)といふお、禁中にはまちかねとかやもてあつかひ給ふ事、こぬかといふ言葉のえんにや、 ...
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器用部十|澡浴具一|小糠
[p.0543] 醒睡笑 二 謂被謂物之由来 一なべて上臈がたには、さくぢ(○○○)といふお、禁中にはまちかね(○○○○)とかやもてあつかひ給ふ事、こぬか(○○○)といふ言葉のえんにや、 ○按ずるに、本書は、元和年間に成りしものなり、当時小糠おさくぢとも雲ひしお見るべし、 ...
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動物部九|鳥二|鴫事蹟
[p.0625] 醒睡笑 八 頓作 大坂にて鳥屋町お逸興なる男、鴫といふ鳥かはう〳〵といふてありく、珍らしき買てやとおもひよびよせ、雲雀お、これこそ鴫なりとて売りぬ、山家に帰り見すれば、なか〳〵鴫にはあらず、うつけたりと叱られ、又はる〴〵大坂にもちゆきもどさんといふ時、鳥売、それは物お知らぬ人の申す ...
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飲食部九|菓子|子木菓
[p.0597] 醒睡笑 二吝太郎 濃州の岐阜に不動院とて真言宗の老僧あり、正月の菓子に、国の名物なる枝柿三つすえて出し、其分にて毎年時宜調ぬるお、おどけ者よく見知て、あまりにしはきはたらきおよく見、例の菓子出ける時、あら珍しや賞玩申さんと、一つならず二つ迄くひけり、院主は苦々敷事におもはれ、あのて ...
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歳時部一|歳時総載上|時|昼
[p.0084] 醒睡笑 四 日のあるあひだお昼といひ、日のいりて後お夜といふは、いかさま子細あらんやとおもひ、我が折角思案して、いとしあてたはとかたる、なにと工夫したぞ、〈◯中略〉日ひんがしにかがやけば、そめやはそめてかけ、ぬる者はぬりてほし、きたなき物おもあらひてほすに、いづれものこらずひるほど ...
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歳時部一|歳時総載上|時|夜
[p.0090] 醒睡笑 四 日のいりて後お夜といふは、いかさま子細あらんやとおもひ、我が折角思案して、いとしあてたはとかたる、なにと工夫したぞ、たとへば、朝になれば、とくからおきて山にゆく者もあり、海にうかぶもあり、市にたつもあり、奉公に出仕するあり、日のくるれば、いづれもみな我宿々に、かへりよる ...
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動物部七|獣七|虎
[p.0450] 嬉遊笑覧 八/方術 醒睡笑鈍なるものゝ条に、人くらひ犬も虎といふ字お手の内に書てみすれば、くらはぬと教られ、後に犬お見て、虎といふ字お書すまし、手おひろげてみせけるが、何の詮もなくほかとくふたり、悲しく思ひ、ある僧にかたりければ推したり、其犬は一円文盲にあつたものよといへり、この呪 ...
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動物部十六|魚上|鮎雑載
[p.1330] 醒睡笑 四 曾而那以合点 山より里に出る者、二人つれだち、ある河の橋おわたるとて、水底おありく魚お見、一人がいふ、あれは口わき白し鮎なりと、つれのいふ、鮎ではない、鮎ならば飯がつきてあらむものお、あれは鯖であらふず、先に鮎といひつる者、いや〳〵鯖ならばおはれておらうが、一つありくほ ...
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動物部十六|魚上|鰻
[p.1364] 醒睡笑 三 自堕落 学跡おものぞきける程の沙門、鰻お板折敷の裏に置き、ながたなにてきる処へ、おもひもよらぬだんな参りたり、少しも色おたがへず、世界みな不思議お以て建立す、さればれい山の芋が鰻になると人のいふてあれど、さだめて虚説ならんと疑ひしが、これ御覧ぜよ、山のいもお汁にしてくは ...
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人部六|身体三|五臓六腑
[p.0486] [p.0487] 醒睡笑 二/躻 腑のぬけたる仁に、えびおふるまひけるが、赤お見てこれはむまれつきか、又朱にてぬりたつものかととふ、生得は色があおけれど、かまにていりて、あかふなるといふおがてんしいけり、ある侍の馬にのりたる先一二間半柄の朱鑓、二十本ばかりもちたる中間どものはしるおみ、てうつ ...
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人部七|身体四|髭鬚
[p.0607] 醒睡笑 二/貴人之行跡 大名の世にすぐれて、物見なる鬚おもちたまへるあり、あまりにひげおまんじ、来るほどの者に、我がひげおばなにといふぞと問ひたまふ、たヾ世上に殿様のおひげお見るものごとに、から物と申さぬ者は御座ないと申しあへり、大名うちえませたまひ、げに誰もさいふよと、ひげおなで ...
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人部十七|智〈賢 愚 併入〉|愚
[p.1286] 醒睡笑 二 躻(うつけ) 腑のぬけたる仁(○○○○○○○)にえびおふるまいけるが、赤お見てこれはうまれつきか、又朱にてぬりたる物かと問ふ、生得はいうがあおけれど、かまにていりてあかふなるといふお、合点しいけり、ある侍の馬にのりたる先へ、二間まなか柄の朱鑓二十本計もちたる中間どものはしるお見、手 ...
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器用部三十|駕籠|六尺
[p.1036] 醒睡笑 二 謂被謂物之由来 京にて乗物おかき、あるひは庭にてはたらくおとこお、六尺とはなどいふならん、さる事候、屋敷につき、家につき、たゝみに付、一切竪横間おさだむるに、田舎のは一間お六尺にとる法なり、都のは間尺お六尺三寸にとつて、一間とする法なり、されば亭主おば、都六尺三寸の間に ...
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遊戯部十|茶湯具上|葉茶壺
[p.0702] 醒睡笑 八 茶之湯 慈照院殿〈○足利義政〉愛に思召るゝ壺あり、名おなにとかなづけんと御工夫ある、ころは完正弐年八月廿日、たれかある、今日は廿日かとお尋あれば、女房達聞もあへず、中々けふ初雁おきゝまいらせたと申上られたり、あらおもしろの返事やとて、能阿弥にむかはせたまひ、 誰もきけ名づ ...
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動物部十一|鳥四|杜鵑事蹟
[p.0870] 醒睡笑 二 貴人之行跡 河内の国に交野といふ所あり、かた野の御狩とかけるこれなり、彼領主に大塚彦兵衛とかやいふて、あたりまで崇敬の人ありき、宗祗と入魂他にことなり、卯月のはじめつかた、祗公たちより給ひ休息のほどありし、いろ〳〵風流の物語に時うつりて、なにと祗公はいまだ郭公のはつ音お ...
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飲食部八|餅〈団子 餡 併入〉|賀儀用餅
[p.0569] 醒睡笑 三不文字 元日に羹おいはふ処へ、数ならぬ者礼に来る、亭主膳お出せといふに、そのまゝすへたり、亭主うれしげに、積善の余慶じやなど感ずるお聞き、さてはかやうに下には芋大根お盛り、中に餅、上に豆腐くゝたちお盛るおば、積善のよけいといふ事よと覚えて立ち、件の者、又ある方へ行く膳出た ...
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器用部二|飲食具二|合子雑載
[p.0077] 醒睡笑 五 人はそだち 一大和の傍に十市とて大名ありしが、世におちぶれ、吉野のにしつこうにおはせし時、あたりの者共おふるまはんと触らるゝやう、此いく〳〵かに、誰々女中どもに、わたり候へとなり、山がつの寄あひ、女中(○○)とは御器(○○)の事なるべし、牢人にてましませば、椀などもあるまじ、て ...
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器用部十一|澡浴具二|手拭用法
[p.0646] [p.0647] 醒睡笑 六 児の噂一比叡山北谷持法坊に児あまたあり、冬の夜豆腐一二丁お求め、田楽にする、老僧いひ出されけるは、おの〳〵しうくおいふてくふべしと、大児やがてわれは仏のつふりと申さん、三くしとりてのく、又ひとりは八日の仏とてやくしとりたり、後に小児屏風のあけより出るお見れば、 ...
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人部十二|諺〈謎〓〉|剣じ物
[p.0950] [p.0951] 嬉遊笑覧 三/詩歌 又判じ物といふも即謎ながら、其内書画などにて、暁らせたるおいふ、浄瑠璃十二段〈枕もんだう〉野中の清水のたとへとは、ひとり心おすますとや、つゝいの水の心とは、やるせもなきとの仰かや、尺なし帯のたとへとは、結びかねたとの給ふかや、きのふはけふの物語に、御茶お ...
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器用部十一|澡浴具二|盥種類
[p.0604] 醒睡笑 五 人はそだち 山中に殿あり、国中にてさもとらしき武家より嫁およぶに、おつぼねの中いのおはした、とのなどあり〳〵と供し、祝言事すめり、二日三日たてども、終に行水とも風呂とも沙汰せず、ものまかなへる形部左衛門といふおよび出し、つぼねちとお洗足(○○○)おお出しあれと申されしかば、形 ...
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器用部二|飲食具二|托子
[p.0080] 世間手代気質 四 旦那お尻に敷火燵温かな手代が懐中 万たしなみふかく、連れて来た腰元に、茶台にて茶おはこばせ、〈○下略〉 ...
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方技部九|仙術〈幻術 奇術併入〉|仙薬
[p.0633] [p.0634] 西海雑誌 霧島が岳は、日向大隅薩摩の三箇国に跨り、〈○中略〉其大隅の方なるは西霧島と雲て、頗大社にして、何時の世より太敷ますとは知らざれども、空海一度錫お入られし後は、華林寺聞錫杖声院と号て、今は密宗の精舎となりにけり、予天保七申歳、登山して帰るさ、此寺に宿りしに、方丈五 ...
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器用部十二|家什具|箒種類
[p.0721] 胸算用 一 鼠の文使ひ 毎年煤払は極月十三日に定めて、旦那寺の笹竹お祝物とて、月の数十二本もらひて煤お払ひての跡お取り、葺屋根の押へ竹に使ひ、枝は箒に結ばせて、塵も雉も捨てぬ、随分細なる人ありける、 ...
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地部四十四|山下|駿河国/富士山
[p.0864] [p.0865] 徴古文書 乙甲斐 富士山噴火実況覚書〈宝永四年〉 宝永四〈丁〉十月富士山表口駿州大宮之民屋浜其後地震日々無止、而月お越十一月十日比より、富士山麓一日之内に、三四度づヽ鳴動する事甚し、同廿二日之夜、地震之する事三十度計、翌日之朝六つに大地震、女人子ども周章顚倒者、其数火敷、然 ...
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姓名部四|苗字称号 〓|搢紳家称号
[p.0357] 臥雲日件録 康正三年五月廿二日、雲章来、話次及二条(○○)摂政之事、蓋雲章之祖也、雲章曰、東福本願旦那光明峯寺、〈○藤原道家〉有四男、嗣九条家(○○○)、二男二条(○○)、三男一条(○○)、四男為鎌倉将軍、然二条不孝子也、其後九条早世、一条子、皆自二条一嗣之雲々、 ...
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器用部二十一|灯火具下|薪雑載
[p.0344] 宇津山記 ある人に、文のついでに、としの暮の約有しお、はしがきに、 年の暮茶炭薪と山のいもとねてのよな〳〵むつごとにして、やがていろ〳〵もて来りぬ、草庵の旦那安元、歳暮の数々注文に、 炭二籠薪廿把つと二つ大根牛房かへしおぞ待、なにゝてもかへしすべきなし、 草の庵かず〳〵君が心ざしおき ...
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人部七|身体四|髪雑載
[p.0599] 塩尻 四十二 一孝徳天皇詔りして、凡死せる者の髪お剃、所々猥に埋む事お禁ぜられしも、末世には知る人なし、 賢按、今の庶人悉く剃髪させる事は、切支丹御吟味已来、浮屠氏の手に渡り、宗旨改の掟より、旦那寺髪剃といふ事始しよし、其以前は百姓共、村はづれの入会の地へ穴お堀、同穴とて一所に葬し ...
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方技部十|医術一|医家弊習
[p.0747] [p.0748] 塵塚談 上 官医の衣服の事、我等〈○小川顕道〉二十歳比迄は、御城の外他行の節は、脇差計、御紋服は各別、自紋は、殿中にて坊主に紛るゝとて、決して著せず、無紋の衣類お著したり、自紋の衣服は、絶て持ざりし事也、故に皆人官医に定役はなき事と思ひしなり、寛政年間迄は、脇差のみにて歩行 ...
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歳時部九|年始祝一|名称
[p.0593] [p.0594] 四季旧式 正月〈◯中略〉五け日と雲は、朔日、二日、三日、此三け日に、七日と十五日お配合して五け日と雲、朔日天に象り、二日は地に象り、三日は人に比す、三け日と雲祝也、七日は人日とて、往古人出生の日也、〈◯中略〉十五日望月の祝なり、是お合て五け日の賀とす、〈◯中略〉釈氏は朔日よ ...
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飲食部八|餅〈団子 餡 併入〉|賃餅
[p.0576] 日本永代蔵 二 世界の借屋大将此男生れ付て慳(しば)きにあらず、万事の取まはし、人の鑑にもなりぬべきねがひ、かほどの身袋まで、としとる宿に餅搗ず、鬧敷時の人遣ひ、諸道具の取置もやかましきとて、是も利勘にて大仏の前へあつらへ、壱貫目に付何程と極めける、十二月廿八日の曙いそぎて荷ひつれ、 ...
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器用部三十|駕籠|駕籠舁
[p.1041] 人倫訓蒙図彙 三 駕籠借 都鄙の者是おいとなむ、当所なき時は、辻々に立居て、往還の貴賎に、駕籠やりませうといふもむつかしき業也、乗せるとひとしく肩にかけるより、何ぞに付て乗手に咄しおしかけ、隻口なしに行は、是お己が力にして行也、それとは知ず、野火(やぼ)なる乗手、気作なる男哉と思ひて ...
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飲食部三|料理中|蒲焼
[p.0243] [p.0244] 皇都午睡 三編下 宇治丸と雲は、鰻鮓にて価金百匹の由人々雲伝へたり、中々左様の価にては是なきとぞ、近年大坂中の島の何某と雲ふ富貴なる人、出入の幇間お召連れ京都へ上り、数日逗留の内、或日宇治見物に行しに、かの幇間が旦那宇治丸立(うじまろだて)とはいかゞと雲ふに、いかさま来たこ ...
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