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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0066] [p.0067] 雨窻閑話 織田信長公吝嗇〈並〉印陣打の事 其の人曰く、〈○中略〉昔神君御代に、駿河にて二三年の間、御倹約の事有りて、本多佐渡守正信命お蒙りて奉行しける、其年の門松、例より大にして、又正月三日御謡初の節、門ごとに灯す蠟燭、例年より格別又大なり、神君正信お召して、かねて倹約の義 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0072] 明良洪範続篇 四 或時大火有し後に、増上寺の竜鐘も其余煙にかヽりて、響きあしく成たる故、鋳直し申すべきの所、此節御倹約の時節なれば、彼是と奉行中より存寄お申立られしに、但馬守〈○土屋数直〉聞て、倹約は天下の法令なれども、鐘などは末代に残る者なれば改めらるべし、無益の事には毛末も厭ふ ...
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飲食部三|料理中|蛤吸物
[p.0191] 三省録 後編二飲食 有徳院様御代始に、御倹約の被仰出にも、凡て嫁取の規式も蛤吸物酒三献お不可過との御書付出たり、是はと笑ふものもありけれども、吸物蛤と婚礼の法に立給ふ事は、御学問すぐれ給ふゆえなりと、或学者これお称し奉とかや、外の貝にあはざるは、外の夫にこゝろおかよはさぬ貞女の両夫 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0072] [p.0073] 雨窻閑話 本多流髪〈並〉家風の事 一世上に本多風と雲ふ髪の結ひかたあり、是は昔、本多中務大輔忠勝侯、家中の風儀お定め給ふとぞ、諸士より下々足軽並中間迄も、髪お前七分、後へ三分と厚さお定めて、紙おこよりに捻り、七つづゝ巻きて髻お結ぶなり、是お本多風といたすぞ、いま異様の髪お ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|解説
[p.0050] [p.0051] 伊勢平蔵家訓 倹約の事 一一生の間に金銀米銭おつかはずしてはならぬ事なり、其つかひやうに倹約といふ事お知らざれば、無益の費ありて、家貧になるなり、倹約といふは無益の費おいましめて、一銭おもみだりに出さず、益ある事には千金おも出すべし、無益の費おいましむるは、益あることにつ ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0068] 梧窻漫筆拾遺 神君の黄金百両お人に賜ひて、其上は包みの奉上の紙お、御近辺の人に、善き紙なり、用に立つべし、仕舞おけと仰せられたると、黒田長政の御旗本へ白銀二百枚お借したるに、程お歷て、其人の返済せんとて持参せしお、初め借し申したる時、兼ねて進上すべしと思ひたりとて、受け取らず、さ ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|解説
[p.0051] 本与錄 上 一倹約おむねとすといへども、倹約と吝嗇と似て非なるものなら、倹約とは其分おうちばにすることなり、人君には人君の分際あり、卿大夫には卿大夫の分際あり、其分おこゆるお奢といふ、其分よりうちばにするお倹約といふ、吝嗇には世にいふしわくさもしきおいふ、世に倹約の名お仮て、吝嗇お ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉
[p.0046] [p.0047] 倹約は、つヾまやかと雲ひ、又節倹とも雲へり、冗費お省きて有用に供するお謂ふなり、倹約に似て非なるお吝嗇と雲ふ、古人之が説お為して、曰く人に施す事の薄きお吝嗇とし、身に奉ずる事の薄きお倹約とすと、凡そ倹約は治世の要にして、世浮華に流るヽ時は、屢、令お発して之お戒飭し、叉時 ...
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歳時部十六|五月五日|菖蒲冑/菖蒲刀/冑人形/幟
[p.1192] 四方のあか 下 初幟銘 鯉風お含て魚木にのぼり、剣鞘お出て鬼地おはしる、あがりかぶとの金箔は、延喜式の倹約おつたへ、浅香の沼の花がつみは、中将殿の歌枕にしく、頃は五月の初のぼり、紋のあやめもあざやかに、月ののぼりのごとく、日ののぼりのごとく、終南山の進士のごとく、柏もちの葉の茂がご ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0060] 古事談 二/臣節 富小路右大臣、顕忠時平御子也、毎夜出庭奉拝天神雲々、又以倹約為事、銀器楾、手洗等、永不被用、又出仕之時、全無前駆、隻車後如形被相具雲々、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0071] [p.0072] 厳有院殿御実紀附錄 下 慶長元和よりこのかた、昇平すでに五十年に及ぶといへども、いまだ倹約の事令し下さるゝ事もなかりしが、この頃はや世上も何となく奢侈の風に赴くおもて、当代〈○徳川家綱〉御承統のはじめ、老臣等相議して倹約の事お仰下されける、これ当家にて倹約の事沙汰せられし始 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0058] 続古事談 一/王道后宮 完平法皇はことに倹約おこのみ給けり、御あとの事、葬礼の事などおほせられおきけるには筵にて棺おつヽみて、かつらにてこれおからげよとぞの給ける、重明親王李部王記にかき給へるなり、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0077] [p.0078] 雲萍雑志 一 洛に須藤健十郎といふ人あり、〈○中略〉常に倹約お守ることお、専人に教訓して、みづからは木にて鯛の形お彫ませ、常に膳部のかたはらに置て、一肉の美味須臾の舌頭にあり、大丈夫何ぞ飲食に心おもちふることおせんやといへり、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0073] [p.0074] 明良洪範 十五 光義卿〈○尾張藩主〉倹約お専とし、一汁二菜の外は召上らず、千代姫君或時仰せに、御年寄らせられては、御養生猶以て肝要に候、いかに倹約お遊ばれ候とて、余りの事に存じ候、我等膳お配当申さんとて、三汁七茱お送られける、光義卿仰せに、婦人の知らるヽ事に非ず、吾一汁二菜 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0060] 古事談 一/王道后宮 後冷泉院末、過差事外之間、至上官車用外金物、而後三条院代始八幡行幸之時、留鳳輦、見物車外金物おぬかせられけり、中の金物は依不御覧不被放之、故今に所用也、賀茂行幸之時、外金物車無一両雲々、 後三条院令事倹約給之間、御扇骨檜にて藍お塗て令持給けり、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] [p.0084] 梅園叢書 吝嗇倹約の弁 吝嗇はしわきなり、倹約は始末なり、おなじ事の如く心得たらんは僻事なり、その跡似たりといへども、その用所大に同じからず、〈○中略〉しわきは財おおしむ、始末は財お節にす、節はふしといふ字にして、竹に節ある如く、よき程々にて止まる事あり、しわきは多く財お貯 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0061] 澀柿 明恵上人伝 泰時〈○中略〉左様の年〈○飢歳〉は家中に毎事倹約お行て畳お初として、一切のかへ物どもおも古物お用、衣裳の類もあたらしきおば著せずえぼしの破たるだにも、古きおばつくろひつがせてぞき給ける、夜の灯なく、昼の一食おとゞめ、酒宴遊覧の儀なくして、此費お補ひ給けり、心ある者の ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|名称
[p.0047] 伊呂波字類抄 計/畳字 倹約 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|解説
[p.0052] 東潜夫論 下 倹約と雲ことは、当時諸侯の流行り言ばなり、随分金財おば相応に倹約する国もあるなり、然ども事お省くことお知らず、当時諸侯の国文事、にも非ず、武備にも非ず、昔より仕来りしこと甚だ多し、其一二お挙げば、欧初め、鼓初め、舟乗り初め、鷹狩初め、此等のこと初めみな益なきことなり、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0079] 白河楽翁公伝 十月〈○天明三年〉十六日、御家督お継せ給ひ、先公は木工頭と改め、公〈○松平定信〉は越中守に成り給ふ、扠此年の事は、天下久しく飢饉の災なかりし後なれば、人々油断して雨いかに降るとも、今日晴たらば実るべし、明日睛たれば豊ならんと、七月の末まで雲おながめ〳〵送りし内に、米価 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0077] 窻の須佐美 二 長岡の君〈牧野〉民部少輔忠周、〈後土佐守忠軌〉年若かりしに瘡疾のありしかば、牧野備後守貞通の長男忠敬お養子として、家お継しめられける、駿河守に任ず、長岡饒有の地にて富饒なりしが、中ごろ飛騨守〈忠成〉駿河守〈忠辰〉打つゞき驕奢なりしより衰しに、前年大火に城焼て、武具こ ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0080] 翁草 五十六 何卿とやらん、質素の人にて、小禄貧窮お申立て、綿服の願有、御ゆるしお蒙て、四季に用ひらるゝ、木綿島の単上下お拵、素より衣服悉く綿服にして、御番参内にも、装束は当番の非蔵人に預け置、途中は件の上下お著し、無僕にて往来せらる、常に自炊にて、奥方もたすきがけにて、はしりもと ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|制令
[p.0054] [p.0055] 武家巌制錄 二 武家諸法度 一諸国諸侍可用倹約事 富者弥誇、貧者恥不及、俗之凋弊無甚於此、所令厳制也、〈○中略〉右可相守此旨者也 慶長二十年七月日 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0058] 日本書紀 二十二/推古 三十六年九月戊午、先是天皇遺詔於群臣曰、比年五穀不登、百姓大飢、其為朕興陵、以勿厚葬、便宜葬于竹田皇子之陵、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|制令
[p.0055] [p.0056] 享保集成糸綸錄 十九 完文八申年二月 覚 一今度火事付而、弥堅倹約お相守候様にと被仰出候間、参勤継目等之御祝儀に公義〈江〉被献之外、下々〈江〉は、太刀馬代、黄金壱枚、白銀五枚、三枚、弐枚、壱枚、鳥目百匹迄之内、相応に被遣之可然事、 一国持大名衆之総領たりといふ共、部屋住之内は ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0062] [p.0063] 徒然草 下 相模守時頼〈○北条〉の母は、松下禅尼とぞ申ける、守おいれ申さるゝ事有けるに、すゝけたるあかりさうじのやぶればかりお、禅尼手づから、小刀してきりまはしつゝはられければ、せうどの城介義景、其日のけいめいして候けるが給はかて、なにがし男にはらせ候はん、さやうの事に心得 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0066] 古老物語 一或時御小姓衆、御広間に而、角力取度とて、御坊主お以、上様〈江○徳川家康〉窺之候得者、角力も武士嗜の一つに而不苦取候へ、但し畳お裏返し敷候様に、御意被遊候由、仮初之事にも、そこ〳〵御気の付たる上様やと、諸人舌お振候由、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0060] 増鏡 十/老の波 八月〈○弘安二年〉御子の御ありきぞめとて、万里小路殿にわたらせ給ふ、〈○中略〉そのころけんやく行はるとかや聞えしほどにて、下すだれみじかくなされ、小金物ぬかれける、物見車どものも、召次よりて切などしけるおぞ、時しもやかゝるめでたき御事のおりふしなどいふ、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0061] 大鏡 三/太政大臣頼忠 太政大臣頼忠〈○中略〉あまりよろづしたゝめあまり給ひて、殿のうちに、よひにともしたるあぶらお、又のつとめてさぶらひにあぶらがめおもたせて、女房のつぼねまでめぐりて、のこりたるおかへし入て、又今日のあぶらにくはへて、ともさせ給ひけり、あまりにうたてある事なりや、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0080] 翹楚篇 一世子〈○上杉治憲〉にてましませし時、国民困窮お聞召歎かせ給ひ、やがて世お継給ひし時も、やはり此儘ならば、貧民の一助にも成なんかとの給はせしが、世おつぎ給ひしにも、果して其御言葉のごとく、御部屋御仕切料のまゝ、才に弐百九両壱分何程にて、御手元の御服食は、足らせ給ひし也、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0060] 大鏡 二/左大臣時平 たゞこの君だちの御中には、大納言源昇の卿御女のはらの顕忠おとゞのみぞ右大臣までになりたまへる、〈○中略〉御めし物は、うるはしくごきなどにもまいりすえで、たゞ御かはらけにてだいなどもなく、おしきにとりすえつゝぞまいらせける、けんやくし給ひしも、さるべき事のおりの御 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0070] [p.0071] 大猶院殿御実紀附錄 二 公〈○徳川家光、中略、〉無用の浮費おば減省ありて、専ら倹素おもて、天下大小の事お御沙汰ありしなり、完永十四年八月、本城御移徒の式行はれ、老臣はじめ饗賜ひしとき、構造の奉行等召出され、こたび新造の結構華麗に過たり、天下に倹お示す本意に非ず、華飾の所に速 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|解説
[p.0048] [p.0049] 年山紀聞 一 節倹 西山公〈○徳川光国〉常にのたまへらく、天下国家の主より士庶人にいたるまで、倹約お第一の徳とす、今や天下久しくおさまりて、人々おぼえずしらずに、衣服馬鞍腰刀のかざり、もろ〳〵の器物食物家作りにおよぶまで、男女ともに奢侈におもむきたるゆえに、その国用家費たら ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0068] [p.0069] 常山紀談 十 利安〈○栗山〉若き時は善介といひ、中頃は四郎兵衛といふ、長政〈○黒田〉に筑前お賜りし時、名島の城に長政居て、左右良の城に利安お置れけり、禄一万五千石極めて倹なる人なり、人の衣服の美麗なるお見ては、褻晴といふ事の有といひ教へ、又価高く馬お購ふ者あれば、さばかりの ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0068] 東照宮御実紀附錄 二十 板坂卜斎侍座せし時、壼に入りし人参お賜らんとて、両の御手もて下されけるに、御違棚に奉書の紙ありしおみて、一枚玉ひ、是に包まんとせしに、それは大名どもへ書肬お遣すに用ゆるなり、えうなき事に遣ふものならず、人参は良薬にて、女等なくてかなはぬものなれぱ、取らするな ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0063] [p.0064] 太閤記 一 藤吉郎薪奉行の事 信長公〈○中略〉炭薪の費、一とせの分、何ほどにかと、其奉行に問給へば、千石有余也と答へ奉る、いかがは思召けん、奉行おかへよと、村井に被仰付しに、誰彼とさしづ申候へ共用い給ず、藤吉郎○木下お召て、今日より炭薪の入用、女沙汰し、能に計ひ、一両年裁擦致 ...
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[p.0065] [p.0066] 利家夜話 下 一伏見にて、大地震之時、大納言様〈○前田利家〉お、孫四郎様〈○前田利政〉の地震小屋にて、御振舞被成候、事之外御小屋の結構なる様子お御覧被成候、御帰候て、岡田喜右衛門、斎藤刑部両人お御使にて、被仰候は、地震小屋など申ものは、いかにも〳〵軽々敷、あやまち無之様に、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0074] 続近世奇人伝 二 松岡恕庵 恕庵松岡氏、名は玄達、〈○中略〉博覧好古、倹素淳朴の人なること、人のしる処也、今其真率なる二三条お挙ぐ、大きなる倉お二つたて、一つには漢の書、一つには国書お蔵られしほどのことなれども、火桶は深草のすやきお紙にてはり、用いられし、又男善吾〈名は典、字は于勅、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0081] [p.0082] 芸備孝義伝 一/広島 播磨屋町浄閑 浄閑はもと石州津茂山より出て、はじめ山県の寺原村に移り、また広島にきたりて、人にもつかはれぬるが、やうやく身お起し、市店もあまたかひ得て、世並屋市郎左衛門といへり、渠富るに随ひて、家のおきてお正し、物あきなふにもむさぼらずして、人と利おと ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0063] 徒然草 下 平宣時朝臣、老の後むかしがたりに、最明寺入道〈○北条時頼〉あるよひの間に、よばるゝ事ありしに、やがてと申ながら、ひたゝれのなくてとかくせしほどに、又使きたりて、直垂などのさぶらはぬにや、夜なれば、ことやうなりとも、とくとありしかば、なへたる直垂うち〳〵のまゝにてまかりた ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0069] 明良洪範 十一 松倉豊後守重正〈○中略〉武辺第一の人にて、生涯奢る事なく、浪人にても武辺の士には、親みて語られけるは、我等如き小身者は、事あらん時は人数不足也、其時は各方も一所に出陣致れよ、軍功あらば君へ申上、然るべく取計ひ申さんなど、常に語られける、或時は武辺の浪士お集め、饗応し ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0073] 吉備烈公遺事 公〈○池田光政〉常に小倉織の袴お召させ給ひ、これおぬがせ給ふ時も、たヽむ事もなく、柱の竹釘に、こより引張たるに、侍臣に命じて掛させ給ふ、紫の、被の数年になりけるお、山川十郎左衛門かへんと申せしに、予吝に非ず、猶かへずとも有なんと仰有りて、又年経て、垢付ければ、山川重て ...
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[p.0082] 芸備孝義伝 三編四/広島 国泰寺下男菊松 菊松は父お藤四郎といひて、安芸郡矢野村の民なり、菊松十六歳にして、はじめて国泰寺に仕ふ、当時は国の大地なれば、遍参の僧多く来集りて、日々の費用おびたゞしけれ、ど幹事のものも僧徒なれば、さまで意とするものもなかりしに、菊松この寺に仕へて後は、米 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0059] [p.0060] 古今著聞集 三/政道忠臣 昔は人の装束もなへ〳〵としてぞ有ける、されば斎院の大納言の消息に、先代の時、節分袍借献など書れたんなるは、節会の袍とて、ほろ〈○ろ、原作の、今拠一本改、〉〳〵とある物の人にかすなどが有けるとぞ、後朱雀院の御時、旬に参たりける上達部お御覧じて、衣日資 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0065] 藩翰譜 七上/堀 柳生但馬守宗矩の物語ありしは、〈○中略〉秀政〈○堀〉の卒せし時、高き人も賤しき者も、おしき人にいひき、世の人、名人左衛門と名づく、天下の指南しても、越度あるまじき人なりといひき、これ天下おも知らせ亢き人なりといふ言葉なり、此人の弟お、多賀出雲守と雲ふ、北の庄の城修し ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0077] 近世奇人伝 二 三宅尚斎〈並妻女〉尚斎の内人、その徳尚斎にも勝れりとかや、尚斎禁錮せらるゝ時、母堂と子二人お婦人に托して、金弐拾片お与へ、母堂の奉養懇につとむべきよしお命ず、後三年お経て放たれし時、相まみえて挙家安全お喜ぶとき、婦人彼金お出して尚斎に返す、尚斎大に怒て、こは何事ぞ、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0079] [p.0080] 銀台遺事 人 天明五年、御所労〈○細川重賢〉いたく重らせ給ひて御おきふしも、左右よりたすけ参らする頃、御寝所の畳のやれて、御足にさわらん事の、うれたければとりかへまほしと、近習のものども、いひあひせけれども、左申さんには、よもゆるし給はじとて、用処にましませしほどに、こと所 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|名称
[p.0047] 書言字考節用集 八/言辞 約(つヾ、まやか) 倹(同) ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|解説
[p.0049] [p.0050] 萱園談余 二 倹約とも節倹(○○)とも雲、用お節鉱し財おはぶくこと也、所用お節略してへらす時は、物入自ら減省する也、格おかへ事おへさずして、隻財用お省かんとする時は、吝嗇の形ちになりて甚あしヽ、客嗇とは財お慳みてしわきこと也、己れに益す時は人に損あり、財は人の欲するもの也、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0058] [p.0059] 今昔物語 二十二 時平大臣取国経大納言妻語第八 今昔、本院の左大臣と申す人御けり、御名おば時平とぞ申ける、昭宣公〈○藤原基経〉と申ける関白の御子也、本院と雲ふ所になむ住給ける、年は僅に卅許にして、形ち美麗に有様微妙き事無限し、然れば延喜の天皇此の大臣お極き者にぞ思食たりける ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 新撰字鏡 女 〓〈力刀反、去、婟也、妬也、也不佐志、〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 類聚名義抄 二/口 〓吝〈俗吝字〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 伊呂波字類抄 也/辞字 吝〈やふさし吝歟〉 〓 扁〈已上同〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 伊呂波字類抄 利/畳字 吝惜(りんせき) ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 運歩色葉集 利 吝気(りんき) 吝惜(しやく) ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 書言字考節用集 八/言辞 吝惜(りんじやく) 吝気(りんき) ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 下学集 下/畳字 鄙嗇(ひしよく/いやしくおむし) ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|名称
[p.0047] 女大学 一人の妻と成ては、其家お能保つべし、〈○中略〉万事倹(つゞまやか)にして費お作べからず、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0069] [p.0070] 明良洪範 三 土井大炊頭利勝居間の内にて、唐糸の切お拾ひ給ひて、弐に誰か有ると呼れしかば、大野仁兵衛と雲ふ近習の者罷出候へば、是お其方に預け置也、大事に致し候へと申付られし時、彼の者畏り候迚、其糸のきれお受取罷立候お、次に居る若者共、あの糸屑何の用に立べきと思し召哉、其様 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 同 六/心 吝〈力刃切、鄙也、俗作吝、〉 吝〓〈力進反 おしむ 肱さほるやふさかし 和りむ〉 㥩〈俗〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 書言字考節用集 九/言辞 〓(やぶさか)〈恨惜也、方言、貪而不施謂之〓、〉 吝(同)〈吝、吝、並同、〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 倭訓栞 前編三十四/也 やぶさか 吝又若およめり、破離の義成べし、吝嗇なれば、事破れ人離るべし、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 老人雑話 上 太閤、〈○豊臣秀吉〉心も辞も行跡も、少も吝さか(○○○)なることなき生質也、〈○下略〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 倭訓栞 前編十一/志 しわし 鄙吝おいふ、皺より出たるにや、しわつこいとも、しわつけなしともいふなり、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|制令
[p.0053] 吾妻鏡 五十 文応二年〈○弘長元年〉二月廿九日辛酉、関東祗候諸人家屋之営作、出仕之行粧以下事、可令停止過差之由被定之雲雲、 ...
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器用部十二|家什具|火桶
[p.0703] 百練抄 十五/後嵯峨 完元元年十月廿四日、今日五節倹約事、為頭左中弁時高朝臣奉行被仰下五節所雲雲、〈○中略〉 一出火桶可停止金銀銅飾等風流事 ...
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歳時部十一|年始祝三|献上
[p.0763] 塩尻 四 武家、年始に主君お拝するに、鳥目お捧て贄とするは、天正十年正月元日、江州安土の城にて、信長倹約の令ありしより始ると雲々、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0078] [p.0079] 雲萍雑志 二 予〈○柳沢淇園〉が交はりし人の子に、兄弟常に争ふものあり、兄は砂糖お渡世とし、衣食におごりて解りつれば、家貧しくしてまうけなく、弟は塩おあきなひて、麁食麁服し怠らざれば、家富さかへて不足なし、その兄常に弟が富めるおたのみて財お借りて、その世業お送るといへども、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0083] 書言字考節用集 九/言辞 嗇短(しはし/はなはだおしむ)〈家語、孔子曰、子夏為人也、嗇短於財、王粛雲、短〓也、嗇甚、也、〉鄙吝(同)〈漢書黄憲伝〉 吝(同)〈心吝〉 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0084] 老人雑話 下 信長は天性吝嗇の人也、相撲取の三番打したるに、焼栗一つ褒美に与ふる様の人也、後に大名共お多く弊し、家お亡すは、我子共又は近習の出頭人に知行与へん為なり、 ...
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器用部五|飲食具五|薑擦
[p.0344] 世間学者気質 二 理屈はくさふても新らしい倹約奉行 其年の台所入用勘定〆上げ、去年の御物入とは三け一、是はどふじやと、帳面吟味すれば、去年中に鍋釜の仕かへが千八百七十二、山葵おろしが七百卅枚、〈○下略〉 ...
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器用部九|容飾具四|胡麻油/菜種油
[p.0519] 近世女風俗考 髪の油の事 倹約問答〈安永元年八十二歳、上其流老人筆記曰、略〉古は唐苧とて、細き苧縄にて髪お結ふ、能人の女子は胡麻白絞等の油にて髪お結、下々の女子は、菜種の油にて髪お結ふ、 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0086] 醒睡笑 二/吝太郎 すぐれてしはき者の、たま〳〵得たる客あり、何おがなとおもひても、在郷の風情なれば、心計やなどゝいふ処へ、豆腐は〳〵と売りに来れり、亭主豆腐お買はん、さりながら小豆の豆腐か、いやいつもの大豆ので候と、それならば買ふまい、めづらしふあるまいほどにと、 ...
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飲食部六|粥〈餗[併入]〉|茶粥
[p.0454] 竈の賑ひ 茶粥右白かゆお焚ごとく、水の澄ざる位に米お洗ひて、先茶お煎じ出し、其茶にて右白かゆの水かげんにして、塩お程よく入たくべし、〈○中略〉京大坂堺辺の町家にては、年中朝は此茶がゆお食せり、米の助となる事、積りては大ひなり、又倹約のみにあらず、食しなれては腹中おすかし、溜飲等の病 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0074] [p.0075] [p.0076] 有徳院殿御実紀附錄 二 御受職〈○徳川吉宗〉の後、唐破風造の四足門、および有来る御まし所おもこぼだれけり、これそのかみ、勘定奉行荻原近江守重秀うけたまはり、金玉おちりばめ、華美お尽して、造営せしかば、その費用七十万金に及びしとなり、又後園に沈香もてつくりし亭ありし ...
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人部二十八|奢侈
[p.0623] 奢侈は、おごると雲ひ、又過差とも雲へり、我身の分に過ぎて、濫りに財貨お費すお謂ふなり、奢侈は資産お蕩尽し、終に其身お亡ぼすことあるお以て、古来之お抑制するに、制令お以てし、或は訓誡お以てし、或は又之お処罰せしことあり、事は倹約篇、及び服飾部服飾総載篇、法律部手鎖篇、闕所篇等に散見 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0084] 窻の須佐美追加 上 洞家の僧隠遁して芝辺に住けり、年老て疾に伏しかば、甥なる士常に来たりていたはりけり、やゝ重りければ、予が方に招き入て看病せんと雲へど、きかざりけり、一同に雲やう、小き餅お二百ほしきと雲ければ、その如くして与へけるに、思ふ事有間、女とく帰れとて、内より戸おさし固め ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|吝嗇
[p.0085] [p.0086] 花月草紙 五 ある吝嗇なるもの、ことしはことにものつひやしぬとて、および折りてかぞへたてぬ、まづ春より秋まで、かのいたづきによてのめる薬もかばかりなり、それにかゝる事もありしなど、かぞへつゝいふお、つく〴〵ときゝいし人が、いとさりがたきがうへに、君が身につきたるものひとつ ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0066] 東照宮御実紀附錄 二十 江戸御遷の初、御玄関の階は、船板にてあまり見苦しければ、本多佐渡守正信改作らんと申せしに、いらぬりつばだておするとて、聴せ給はず、その後、府城造営ありしにも、目につくばかりの金具はなかりし、台徳院殿、和田倉辺の櫓のはふに、金の金具用ひ給ひしよし、駿河に聞えけ ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|解説
[p.0047] [p.0048] 貝原篤信家訓 士業勿怠 一平生財用の節なく、侈費す事多ければ、財不足する故に、貧窮お救はずして不仁に流る、廉恥の心も自薄く成て、義理おうしなひ、親戚朋友の交り、簡略にして礼に背き、人の財物お借ても償ふ事ならずして信おうしなひ、軍用に乏しくては不忠となる、財お用る事宜にかな ...
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歳時部十七|盂蘭盆|灯籠
[p.1272] [p.1273] 紀州政事鏡 下 一雖倹約中〈与〉盆中三日之内、夜中灯籠切籠一つ二つ、花火三本宛出し可申候、無益之費には候得共、年中其時々之義不致候得ば、人の心窮屈に成行事なるもの故、右之通可為致候、畢竟年中倹約いたす事も、其時々の事お可致為也、諸人に悦び慰おも、一向に差留候事は、木石同様 ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0067] [p.0068] 落穂集追加 四 土井大炊頭殿〈○利勝〉と伊丹順斎出合の事 一問曰、権現様の御事は、少は御吝嗇なる御方被成御座たる共申、又左様には無御座共申ふるゝおば、如何承り候や、答曰、権現様抔の御噂お、拙者如き者の口より申上奉るは、恐れ入たる御事にはあれども、人々の惑ひお散じ候為と存るお ...
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器用部二十四|行旅具下|聴杖
[p.0517] 有徳院殿御実紀附錄 六 土屋相摸守政直は、常憲院殿の御時より、宿老にのぼち、四代の間仕へ奉り、恪勤の労おこたらざりしかば、公〈○徳川吉宗〉御位につかせ玉ひしはじめ、おまへにめされ、〈○中略〉いま年老たれば、殿中にて杖つくことお許すべし、また寒き折はこれおも著すべしと、ねもごろに仰あり ...
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歳時部十一|年始祝三|服装
[p.0786] 万天日録 寛文改 年中行事下附天和二年追加 表出御の時御支度の覚 一正月元日二日、緋御装束也、御太刀御剣御役如例、 一同三日、無官之衆依御礼、御長袴也、 一同夜御謡初、右同断、 一同六日、増上寺方丈御礼、緋御装束なり、 一公家衆、御門跡方参向御対顔之時分、勅答院答被仰出時、緋御装束、同御 ...
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歳時部十|年始祝二|武臣参賀
[p.0681] 柳営年中行事 一 正月四日 一年始三け日御規式、并御謡初相済而、為御祝儀御三家方、且御嫡子よりも、使者被差出之、於躑躅之間、月番老中謁之、 ...
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人部二|親戚上|同母兄妹
[p.0176] 武徳編年集成 五十 慶長八年八月十四日、信州小諸の城主松平因幡守藤原康元、享年五十二歳にして卒す、其子甲斐守忠良封お襲、康元は久松佐渡守俊勝が二男にして、神君御同胞の昆弟(○○○○○○○)たり、 ...
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地部十三|上総国|藩封
[p.1042] 房総治乱記 同年〈〇天正十八年〉七月十一日、小田原の北条氏政、氏直、秀吉の為に滅亡し、東八州お家康公へ授けらる、〈〇中略〉同八月九日、領地拝領、四箇国の分上総大多喜、〈本多中務大輔忠勝十万石、両総事司る、〉同庁南、〈本多佐渡守正信、一万石、〉同勝浦、〈植村土佐守泰忠、三千石、〉同 ...
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飲食部四|料理下|名人
[p.0323] [p.0324] 続視聴草 八集三 庖丁上覧家康公或とき御船にて被為成、御船中御目通りにて御台所方天野五郎太夫(○○○○○○)活鯉お料理庖丁仕候とき、鯉はね上り船外へ飛出候お、五郎太夫さわがず左の手に持候魚箸にて挟とり候、本多佐渡守扠も仕たりと誉て、御前にも御感被遊候半と存じけるに、御不興にていか ...
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人部二十四|誓約|起請雑載
[p.0388] 岩淵夜話 上 一権現様関東御入国の節、夫までは、四け国の御領地にて、御代官被仰付置たる面々の儀、何れも一同に御役御免被遊、当分は伊奈熊蔵隻壱人に、関八州の御代官お可被仰付と有之節、本多佐渡守被申上候は、熊蔵にても、関八州の御代官お隻壱人と有之は如何に候、せめては五三人計も被仰付、御 ...
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人部十九|正直|正直例
[p.0020] 常山紀談 十八 台徳院殿〈○徳川秀忠〉は、〈○中略〉信お失ひては、天下は保ちがたしと常に仰られ、御鷹狩に出給ふ時も、時お定められ、御膳の半にも、辰の鼓おうてば、箸お捨て出給ふ、近習の人、奉膳終らざれば、辰の太鼓おうたず、井伊直孝是お聞、近習の人々に向ひ、是君お愛すると、思へるは大なる ...
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地部十一|武蔵国上|名称
[p.0792] 古事記伝 二十七 さて佐斯お国の名と雲は、駿河相模武蔵の地お、総て本は佐斯国とぞ雲けむお二つに分けて、相模武蔵とはなれるならむ、駿河は後に又相模より分れたること、上に雲るが如し、かくて其相模と雲名は、佐斯上(さしがみ)の斯(し)お省き、武蔵は身佐斯(むざし)の意なるべし、古書ともに身刺( ...
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人部二十|倹約〈吝嗇 併入〉|倹約例
[p.0080] [p.0081] 雨窻閑話 名君節倹並喜多見某が事一ある名君、始めて入国まし〳〵ける時、国に在りける役人夫々に命じ、壁おぬら直し、畳おかへ、腰張等きらびやかにいだし、泉水、築山迄の花麗お尽しけり、其日に至りしかば、太守機嫌よく入城まし〳〵けるに、木綿布子に同じ木綿鼠に染めたる絞付の単羽織、 ...
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飲食部八|餅〈団子 餡 併入〉|名称
[p.0545] 雨窻閑話 小野木家妻女并かちんの事某の人いはく、〈○中略〉総じて、昔は歌の会に餅お出だして、勝劣の賞にあたへしによりて、歌賃といふとも、又内裏微々なりし頃、褐色の袴著たる男、小豆餅お箱に入れて、築地の辺お売りありきけるに、女房達是お呼びて、褐々と言ひしより、餅おかちんといふともいへ ...
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器用部九|容飾具四|鬠沿革
[p.0480] [p.0481] 雨窻閑話 古代質素並小倉色紙の事完永の頃迄は、今の元結といふものなくて紙お細くたち、こよりにして髪おゆふ、其節までは、老人は紙お引きさきて、其儘にしごきて是にて髻お括り、其紙の先おもきらずとぞ、故に今古き絵草紙お見るに、其の如き髪つきのもの多し、古風なる事なり、若きものは ...
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器用部十|澡浴具一|楊枝用法
[p.0588] [p.0589] 雨窻閑話 小野木家妻女〈並〉かちんの事 一細川幽斎侯の和歌の門人に、小野木縫殿助言郷といふ人あり、丹州福智山の城主たり、〈○中略〉或日和歌の会お催す、其連中は小川土佐守、熊谷大膳亮、宇田下野守、木村宗八郎等なり、〈○中略〉程なく歌始りて、食事時分に至りしかば、年の頃四十計の ...
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飲食部八|餅〈団子 餡 併入〉|雑載
[p.0578] [p.0579] 雨窻閑話 小野木家妻女〈并〉かちんの事一細川幽斎候の和歌の門人に、小野木縫殿助言郷といふ人あり、〈○中略〉縫殿助小身なる上に、貧窮いはんかたなし、或日和歌の会お催す、〈○中略〉亭主縫殿助の雲ひけるは、愚妻儀も、御会に連り申し度き由申すに付き、如此しつらひて、翠簾の内に罷り在 ...
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飲食部十一|酒下|断酒 節酒
[p.0792] 雨窻閑話 奥州泉領孝子〈并〉名君行状の事一奥州泉の領主本多弾正少弼忠籌侯、領分の内に甚孝心の百姓あり、年頃四十余、父はもはや八十にちかし、其孝志是までつひに父の気にさかひし事なく、一図に孝道おつくすこと、いふべくもあらず、〈○中略〉老人若き時よりして冷酒おこのみ、毎日農作に出づる時 ...
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人部十六|徳〈陰徳 公益 併入〉|公宜
[p.1183] [p.1184] 雨窻閑話 一里塚始並五左衛門井戸の事 或君の曰く、余が、家お継ぎて、領分のうち在々お巡見の時、金方村とかやいふ処の片隠に、うつくしき水湧き出づる井あり、余こゝに立ちよりて、その水お掬し見るに、其清き事いふ許なし、時に傍に六十余の老婆うづくまりありけるお召して、此水は至りて ...
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人部二十一|勇〈膂力 怯懦 併入〉|怯懦
[p.0133] [p.0134] 雨窻閑話 堀家の士泣面〈並〉武田家士大蔵左衛門が事 天文晩年の比、甲州の武田信玄、家来に何某の大蔵左衛門といふ者ありけり、生得億病至極の者にて、いつも合戦ごとには、癪お寤こし、眼おまはして、つひに剣戟の中へ交り、血臭き事に逢ひたる事なし、信玄家臣等の申すは、当時戦国の中に ...
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植物部十一|竹|笋
[p.0735] [p.0736] 雨窻閑話 国府寺笋〈并〉島左近が事一今は昔、播州姫路の太守たるひと、年々笋の生ふる時分、姫路の城下国府寺次郎左衛門といふ富家へ、振舞にゆき給ふ事あり、かの国府寺は、由緒正しきものにて、太閤よりの御朱印頂戴す、境内に大薮有りて、年々笋出づる事火し、其太守お招請申す事先例なり ...
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